「きのう何食べた?」82話 感想 よしながふみ モーニング 17号

「きのう何食べた?」82話 感想 よしながふみ モーニング 17号

3月下旬に刊行の「モーニング」に掲載された「何食べ」の感想です。
月一連載ですが4月は掲載がなかったのでまだセーフ!ですよねっ?
次回83話は5月28日発売の26号ということです。年取ると2ヶ月なんてあっという間ですネ……。

気を取り直して、以下ネタバレありの感想です!
内容がお花見で完全に時期外れ注意……。せっかくよしなが先生がお花見直前に描いてくださったネタに申し訳ない……( ;´Д`)
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そう!季節に合わせたお話を読めるのも、雑誌ならでは。
扉でケンジがシロさんをお花見に誘ってるんですが、
「今年もお花見しようよ!」
「あーいいよ」
と、なんともこなれた感じに。何事も大変なのは一回目だけってことですかね(^ ^)
いい感じに肩の力が抜けてます。
ところがシロさん、佳代子さんからもお花見に誘われます。
同じ週末の土曜日、同じ川沿いのお花見スポットで。
幸い家族ぐるみのお花見なので、時間は昼間。
佳代子さんちの娘夫婦の他に小日向さんも。
午前中佳代子さんのお弁当作りのお手伝いをしてから、という内容をOKするシロさん。
……シロさん、めっちゃリア充だ〜。佳代子さんとは会ったその日から気の置けないいいお付き合いでほんと羨ましい!
じゃ土曜日に、というシロさんの電話を聞いたケンジ、もしかして都合悪くなった?と心配しますが、佳代子さんの家族とのランチに誘われたから昼だけ!とシロさんは安心させます。
ここであれ?お昼もお花見って言わないの?と思ったんですが、シロさんは何となく言いづらかったようなのです。
前日の金曜日にお弁当用の鮭の南蛮漬けも用意し、準備は完璧なんですが、シロさんは何か後ろめたそう。佳代子さんと遊ぶのはいつものことなのになぜ??
そして迎えた土曜日。
佳代子さんのお宅ではすでに一家勢揃い。
娘のミチルより筧さんの方がずっと戦力になる!とおいなりさん作りを始めます。
油揚げを煮るためのだし汁300ccに砂糖大さじ12!
「うわーすげえ」と思わずシロさんの言葉遣いも超フランクに!仲良しだな〜(^ ^)
佳代子さんとお料理している時、ほんと楽しそう。
出来上がったお弁当を持って河原へ行くと、小日向さんが場所取りをしてくれてました。
ここでお互いお礼を言い合ったり、初対面の人同士は挨拶を交わしたり。
よしなが漫画のこのちゃんとした感、大好きです。現実だとこういう場面テンパったりしてしまうんで、安心感があるというか。
小日向さんは根っからの子供好きのようで、悟朗ちゃんをべた褒めして、シロさんに「想定範囲内だが」とか思われちゃってます。←前科ありだから。
そのジルベールもあとから合流するということで、残る筧さんのパートナーは?という話の流れで、
「ケンジとは今日の夜またここで花見する予定なんです」とシロさん。
そうなぜかそのことをケンジには言い出せなかった、あのシロさんのもやもやの正体を。
見事に小日向さんとミチルさんが解き明かしてくれました!同じ感動を分かち合いたい、ケンジの乙女心を!何も詳しい話してないのに。
シロさん大ショック!!←超笑える。けどほんとは私もわからなかったです。シロさんほどではないけどちょいショック(^_^;)
このあと苺(洗ってタッパーに詰めてある。悟朗の好物)とシュークリーム(佳代子さんの好物)を持参したジルベールの如才のないふるまいにもショックを受ける、「しっかりもの」のハズのシロさん50代でした。

年代や環境の異なる人とのお付き合いの面白さが楽しく描写された回でしたね。みんなさっぱりしていい人たちだなー。いなりずしがとっても美味しそうでした。

現実は雨続きで今年はお花見らしいお花見が出来なくて残念でした。尾道まで行ったのに3分咲きだったり。
次回はどんなお話かな。20ページでこの幸福感、漫画家さんは偉大です!

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