「フラワーズ」2015年 5月号 感想

「フラワーズ」2015年 5月号 感想

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この号は飛ばそうか……とも思ったのですが、一行だけでも書いておこうかな?と思いまして。
表紙・巻頭が「とりかえ・ばや」だったんですね〜。ピンクと紫のみの表紙で、ちょっと妖しい感じ!(^ ^)

以下一応ネタバレありの感想です。

「とりかえ・ばや」

左大臣家に戻って来た2人が並んで座っている見開きの美しいこと!
睡蓮の髪をかもじにして、外見上は全て元通りに。沙羅が生きていて、睡蓮と形を入れ替えることで丸く収まったことを涙を流して皆で喜び合います。
一方右大臣家でも、二人目の姫を産んだものの、産後の肥立ちも悪く、石蕗にも顧みられず、生きる気力を失っていた四の姫の哀れな様子に、勘当をとくことに。
その石蕗はというと、宇治にいて、行方知れずの沙羅を想い嘆き暮らす日々……。そこへ左衛門から四の姫の身の上を知らせる手紙が来たのですが、そこには沙羅が都に戻ったとありました。
入れ替わった睡蓮の初の参内の日、待ち伏せしていた石蕗に呼び止められ、二人きりになってしまいます。せめて元の友人関係に戻りたいと懇願する石蕗を、睡蓮は蹴り倒し罵倒を浴びせます。この一件で四の姫のとのことが露見した形になっているんですが、少女漫画だし、睡蓮はあくまで東宮一筋で、四の姫は石蕗と元鞘になるんでしょうか?
なにはともあれ、主上との顔合わせは無事終わりました。男に戻った睡蓮……ちょっと地味かも^^;
一方沙羅も尚侍として出仕します。こちらはお仕事大好きなので結構わくわくしてるのが可愛いんですが、梨壺でもう一人の尚侍(wikiに定員2名って書いてありました)・右大臣家の三の姫さまとばったり行き合わせた場面で終わり。
せっかく沙羅が女性に戻ったんだし、主上の素敵なところをもっと見たいですね〜。

「月影ベイベ」

よそ者に厳しすぎて読んでて悲しくなります( ; ; )
女子高生たちがいちゃいちゃしている旨味がなぜかあんまり感じられないのも、個人的に残念です。

「1年D組猫山先生」

普通に面白かったです。猫派の多いクラス。
「ドラマだったら後ろの席のほうにたのきんトリオとかシブがき隊とかそういう輩がいるんだけどなあ……」っていうモノローグに注釈とかなかったのがちょっとショックでした。いやすんなりわかりましたけど(^^;;

「金の国水の国」

エキゾチックなランプが幻想的なカラー扉がとっても素敵です。
腕組んで夫婦っぽい?ってハラハラドキドキするサーラ姫とナランバヤルが可愛い。

「カツカレーの日」

元彼一法師くんは演劇をやめて就職する気です。美由紀が好きだから、生活安定させるから、そしたら結婚して!と。
戸惑う美由紀。
そしてついにお見合いで、条件を全てクリアする相手が現れてお付き合いすることに。でもどうしてもノートに書かれていたことが気になってしょうがない。
筆談相手との読書カフェでの待ち合わせを、一度はすっぽかそうと決めた美由紀ですが、やはり我慢できずに駆けつけて、ついに高橋と初邂逅!
一巻の最後で出会う形になるのかな?ちょっとここまで長すぎたような……。
何か足りないんですよね。面白味が。

「アシさん」

睦がついに代原でデビューすることに!
そして長嶋さんがつらい決断を……。
「私、今月31歳になりますですよ」淡々と語る長嶋さんですが、どれだけの涙とともにつらい決断を自分に下したのかと……。
二人の友情に泣けます!

「ふるぎぬや紋様帳」

可愛いお嫁さんとお姑さんのお話。
相変わらず薄味ですが、こういうみんな良い人な話、やっぱり好きです。

6月号の予告

「田村由美3本立て120ページ!」は衝撃でした。
今までは「フラワーズ」の方が恋愛一辺倒じゃないし好きだったんですが、最近は「Kiss」の方が面白く感じます。
「フラワーズ」も引きの強い新連載を始めてくれることを期待します!

6月号の感想はこちら

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