「桜の花の紅茶王子」山田南平 感想②

「桜の花の紅茶王子」山田南平 感想②


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4巻

扉絵かわいい。夢の組み合わせ。
カバー見返しの小さいカラー絵、毎回違うから、扉絵だけでなく雑誌の表紙や付録など多数の描き下ろしがあるんですねえ。
バザーにお盆にお祭りとてんこ盛りの巻。
サクラの記憶の中の八重はいつも超やさしくて可愛くて切ない。
バザーが始まって、クラスで足手まとい気味な吉乃に薫が助け舟を出して、婉曲に邪魔って言うのがやさしい。苦労してるだけあって、他人に気を使える子なんだよねえ。
「面倒見いいよなー」って奈緒が言ってるけど、そういうあなたもw
そして夏服は白くなっただけで長袖! っていうのが伝統校っぽくていいですね。
バザーが無事終了して、夏休み。この辺のお盆のエピソードは掲載誌が大人向けならではかなあと。
新キャラ琴子さん、吉乃と顔一緒。そういう設定なんだけど。この人もすごくいい人なんだけど、息子があまり可愛くない。
みんな浴衣姿可愛いし、帯留めに込められた想いとか、琴子がお目付役と駆け落ちだったとか伏線とかもいいんですが、自分が主役カップルにあまり入れ込んでないので何となく散漫に感じてしまう巻でした。サクよし派にはいっぱい進展ありましたよね、涙とか。すみません。
ジョルジが奈緒大好きなショートは可愛くて嬉しい。

5巻

5巻は大っ好きな文化祭! この一連のエピソード、全巻で一二を争うくらい好き!
制服半袖と長袖がある……選べるの?! そしてこれはワンピース?
木漏れ日が丸くなるピンホール現象、この作品で初めて知りました。理系超苦手なので……。ほんとすごく可愛い不思議で大好き。日食だと三日月になる画像、ネットですぐ見られて感激!
お化け屋敷に反対する吉乃の「センスがないもん!」というセンスのない反論無茶苦茶可愛い。恐怖のあまり吉乃がみんなに言いたいこといったり頭の中がだだ漏れなのがいい感じ。
奈緒が昔話するその内容が可愛いし、好きな子の可愛いエピにキュンとなる健太も可愛い。学校が話の中心になるとすごく面白くてわくわくします。
視聴覚室でこっそり手を握るのや、お布団怖くて寝かしつけとか、サクよしにも読んでてジタバタしたくなるほど萌え! やっぱりお似合いの二人。
紅茶王子が見えないフリするアッサム、好きです大好き。大人っぽくてかっこいい。
そしてダージリンがどんなキャラだったか全く思い出せない。
星の木漏れ日、ほんと可愛くて、そんなカフェやってみたい! って思わせてくれます。身体の大きさを変えられたり、空を飛んだり、よく考えると全然ささやかじゃないんですが、歴史や人生を変えないってことで「ささやかな魔法」ってくくりなのが
いいんですよね。魔法と日常が地続きなのが逆に夢がある!
フルーツティーも素敵だし、カフェは適材適所で。ジョルジの接客受けたい。
そして文化祭に付き物のアクシデントで引き! ととにかく楽しい。
最後に「in JACK out」の広告がありましたが、そう言えばこれ連載中断してる?
と思ったら別花一月号に掲載があったみたいですが、雑誌が休刊しちゃったから……。

6巻

肝心なとこで言い間違えちゃう健太可愛すぎる! テンパってるフツーの男の子なんてこんな感じだよねえ。健太がかわいそすぎて必死になってる吉乃も可愛いし、このハズし方、当時雑誌で読んでてめちゃくちゃ萌えました。ここから健太一押しになった気が。そ、そして彼シャツの使い方上手くないですか? 健太の気の使い方もいいし、吉乃も文化祭の非日常感からすんなり受け入れちゃって、シャツの中に髪が入ってるのも可愛くて完璧。この前観た「虹色デイズ」の映画も文化祭のシーンがすごく良かったんですが、これも実写映画で見たら楽しいかも〜!!
拗ねたサクラとジョルジが話すところ、ジョルジはちゃんと仕事に真摯に取り組んでいて、なおかつ主人に対する深い思いやりを持っているんですよね。でもサクラにとって八重と吉乃は例外中の例外っていうか、気持ちを抑えきれないほど特別な相手で、本人が思っているよりもずっと──ストーリーの中核が出てきて、この頃から面白い、続きが気になる! って思いました。(4巻以前は絵がきれいだし読みやすいし……で買ってた感じ)
フルーツティーは見た目も華やかでいい香りがして美味しそう。
喧嘩の仲裁をするアッサムはカッコいいですなあ。好きな人との距離感は難しい。近づきすぎること、手放せなくなること──自分の痛みをこらえて相手の幸せを考えること。
アッサムとサクラは本来同じくらいの歳って、奈子とジョルジの会話から判明した後なんですが、サクラの方が若く見える。アッサムには過去があり、家庭を持った落ち着きがある。その対比がいいです!
文化祭の準備を通して段々と八重のことを思い出さなくなっていたことを、吉乃に指摘されて初めてサクラが気付いてから明かされていく過去。
最後に吐露された八重の本心をサクラは知らない。……ただサクラの本心は、命を投げ出してしまいたいほど、自分を失くす方が楽なくらいに、八重を好きだった。その八重のことを忘れてしまう……そしてアッサムのことも。
八重おばあちゃんは多分幸福な生涯を送ったということが、アルバムでわかっていることだけが救いですね。大切な人を失うのはつらいですが、人間は生きていると何でも忘れてしまうからなあ……。

あとがきに載ってるゲームが「刀剣乱舞」? キャラクターを好きすぎてページを直視出来ないって現象わかる!

③に続く

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