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「きのう何食べた?」111話 感想 モーニング12号

今回は山田さん回でした。すっかり事務所に馴染んで抜群の安定感です(^ ^)
以下ネタバレありの感想です。
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「きのう何食べた?」111話

お仕事中の大先生に山田さんがお茶とお菓子を出しています。
ちょうど一息いれようと思っていたタイミングの良さを喜ぶ大先生……黒文字を添えられた大福を凝視しています。
「……この豆大福、玉乃屋さんの大福じゃない?」
大先生すごい! 見ただけでお分かりに! と明るく肯定する山田さんですが、大先生の緊迫感がすごい。
このお店のこれ「世界で一番好きな豆大福なんですよ……!」と相変わらず好物はとことん突き詰める派の大先生がいましたw
わざわざ買って来てくれたの? 嬉しいけどあなたにこの話してたかしら? と驚く大先生ですが、山田さんは以前世間話のついでに若先生が漏らしたのを記憶していたということで。
おつかいに行った会社がたまたま玉乃屋さんの近くだったのでついでです! 私も食べてみたかったし、皆さんの分もありますので「よろしければぜひ!」とにこやかです。
山田さんのさりげない気遣いに、食べるの大好き事務所の面々ももちろん大喜び。
すっかり溶け込んでいるように見える山田さんですが、本人の自己評価によるとまだ慣れないそうです。ドジっ子だからしょっ中事務所内で体ぶつけてるし……と。
でもお仕事で今まで失敗した事なんてないでしょう? と若先生からたずねられると「もちろんです!」ときっぱり言い切りました。
だけどちょっと間を置いて、失敗を一つ思い出したようです。上司の思い込みでダブルブッキングになったことがあって、お客様への対応や何かが大変なことになりましたが、それは自分の認識が甘かったせいでした……と。聞いていた志乃さんたちは(それは山田さんでなく上司の失敗なのでは……)と思ってるんですが、とにかく仕事に関してはとても意識の高い山田さんです。
シロさんとも料理の話で盛り上がります。どうやらよくレシピ交換している様子。109話の豚の角煮、家族にとっても好評でしたとお礼を言う山田さん。
豚バラかたまり肉は値段のわりにごちそう感がある、ごはんにもビールにも合う、作り置きできる、ゆで卵を入れてボリュームアップできると良いことづくめ!
ただ山田さんは野菜が苦手なこともあり、平日の料理は旦那様が担当、山田さんは「土日にちょっと手間のかかる料理を作る」係と104話で取り決めをしたんですね。
相変わらず私の料理肉だらけで……野菜料理もそうですが、魚料理もまた苦手で。という雑談主婦トークにも難なく付き合えるシロさんはやっぱりすごいw
俺も俺も。魚って肉より割高だしね。
ですよね! 高いしすぐ傷むし調理は面倒だし!子供ウケ悪いし!
内臓の処理するとなると臭いが気になって可燃ゴミの前日じゃないとなあ。
話が弾む弾む。
「鱈のガリバタ照り焼きなんかはいかがでしょう?」切り身で調理ラクでした。
「料理のタイトル聞いただけで美味そう!」とまたまたレシピ交換です。楽しそうw
近くで何となく聞いていた志乃さん、山田さんと二人になった時に、思いの丈をぶちまけます。
「あたしずっと筧先生の料理っておごった材料で作ったすかした意識高い系、男の料理だと思ってたんですけど、もしかして今までもずっとけっこう家の経済の事とかも考えてふつうに料理してたのかしら?」
ちょっと認識改めないと……と自分の態度を反省するのはいいんですが、山田さんにはどうでもいいことなのに口に出さずにいられない志乃さんが面白いです。
筧先生のお話からすると、冷蔵庫の管理からゴミ出しまで一切合切自分でされてますよーしかもかなりの倹約家ですよーとは思うものの、そうハッキリ言っちゃうと別の意味で追及されてしまいそうだし……と曖昧な笑顔を浮かべるだけの気配り山田さんなのでした。
夕飯のメニューは、
・鱈のバター照り焼き 長芋としめじ添え
・春菊のサラダ
・かぶと油揚げのみそ汁
ガーリックバターの匂いにケンちゃんのテンションも上がります!
ガリバタしょうゆっておかずとして鉄板のうまさだな〜とシロさんもご機嫌。付け合わせもメインと同時に出来るし、子どもが好きそうだ。山田さんもいろいろ考えてるなあ……と感心してます。
さて別の日、事務所にて。若先生がアポイントを取ってます。20日14時、鈴本さんと事務所で面談。スマホの通話を切った途端、後方で山田さんも電話をかけ始めました。
「上町(若先生)が先程お電話いたしました打ち合わせの件でございますが」
20日14時から同日の15時にお時間を変更願えますか? こちらの都合で大変申し訳ございません……と流れるようにスムーズにスケジュールを変更。
慌てて手帳で予定を確認してみて驚きの若先生。
電話を切った山田さん、「若先生、14時からは明和工務店様とのご予定が入っております」
「そうでした! 忘れてました!」
山田さんありがとうありがとう! と冷や汗をかいて感謝する若先生に微笑みながらも、実はこっそり机に腕をぶつけてしまっている有能かつドジっ子の山田さんなのでした。

山田さんは本当に仕事が好きなんだなあと感じました。事務所で上手く馴染むのも才覚の一つとして、旦那様に理解があって家庭でも適材適所で過ごせていることが一番羨ましいですね!
長芋好きなので今回のレシピ作ってみたいです。

次回は16号(3月22日発売)です。

112話はこちら

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