「湯神くんには友達がいない」佐倉準 とりあえず感想

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久しぶりに少年マンガを読みました。
でもやっぱり日常系(^_^)
小学館の少年サンデーコミックス。現在5巻まで発売中です。
なんとこの作品、週刊少年サンデーで月一連載中だそうです!しかも元々がサンデーS(スーパー)っていう、増刊扱いの実質月刊誌からお引っ越しされたそうで。
ということはそれだけ面白いってことよね?! と、ハードル上げて読み始めたんですが……面白いです!文句なし。
2・3軒本屋さんを回ったけど、1巻だけがなかったから、しかたなく2巻から読み始めたのに、全然問題ない!湯神くんの変人ぶりは各巻のいたるところでステキに発揮されているからです!

パッケージもすごいんですよ。5巻を例に上げると……
「湯神」「友達」「いない」が強調された素敵なフォント。
「空気を読むとか無意味」という素敵な帯(これは中身を読むと湯神くんを見直してしまう良いエピソードから)。しかも帯は4コマ付き。これ、サンデーに載った使い回しでしょ?と思ってたけど(失礼)、書き下ろしだそうで。
「野球にはチームワークより大事なものがある」と身も蓋もないお言葉まで。

でも表紙絵は爽やかじゃん?と思ったら、表紙見返し、内表紙と話がつながってます。さらにカバーを取るとそこには少し違う湯神くんの絵が。
裏表紙側にはまた4コマ。背表紙側のカバー見返しにも4コマ……と、とにかく色々楽しめる作りなんです。
本編のページ調節のための小ネタだけでも嬉しいのに、この丁寧な作りがまた、作品内容と合ってるんですよ〜。

月一連載なので、一巻につき5話掲載。同じサンデーの「お茶にごす。」のコミックス見てみたら10話掲載でした。
でも今のページ数・形式が一番良いと思います。
絵も丁寧で、キャラの表情がいいです。女の子の髪の描き方が好きです。ネームが多いんで、新書版コミックスで読むことを考えたら、これくらいの書き込み加減が読みやすいです。

お気に入りキャラは藤沢梨緒ちゃんです。
4巻でのちひろちゃんと莉緒ちゃんの見つめ合いは最高でした! このシーンわたしのため?って思いました~(*´∀`*)

あ、一応ストーリーを公式から。
「上星高校に通う湯神くんは、野球部のエースでありながらクラスでは浮いた存在で、誰とも仲良くはしません。「友達はいらない」と公言し、毎日ぼっち生活を満喫している人です。
 そんな湯神くんの超マイペースお一人様コメディー!」だそうです。
そんなキャラなのに、湯神くん、意外と笑顔も多くて素敵なんですよ。全力で毎日を(一人で)楽しんでるんです。
こっちまで楽しくなっちゃいます!
ほんとこの年になると元々好きな作家さんの本ばかり読むようになるんですが、久々の冒険がアタリで嬉しいです。

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