前回に続いて今回もまた、シロさんと大先生のお話でした。
前回はシロさんの生き方に言及する重い?話で、不肖私めにも反省を促してくれましたが、今回は軽いお話!だって豚まんだもん。豚まん大好き。
ということで、以下ネタバレありの感想です。
[adchord] 事務所に若先生(多分志乃さんも)のいない魔の時間。またしても大先生に「ちょっといい?」と呼ばれた筧さん。完全にびびってます。50代です。ところが大先生のご用件は、
「蒸し器いらない?」と拍子抜けなことで。
ル・クルーゼの蒸し器……買うと結構なお値段ですが、一人暮らしの大先生、捨てるにはちょっともったいない不用品はとりあえずシロさんに聞いてみることに決めてるんでしょうか。
そういう時は普通お嫁さん……とかシロさん、いろいろ考えてますが、もちろん口には出しません。
そしてさらに大先生が豚まんの美味しいふかし方改良版を熱く語る語る。ケンジのサッポロ一番の時みたいな。たしかにめっちゃ美味しそう!なんですが、さすがにシロさんも「はあ」としか言えません。
まあつまりレンジでおいしく出来るから、蒸し器が不要になったんですね。
筧さんならもらってくれるはずと、すでに事務所に用意されていたこの蒸し器で今回のメニューが決まりました。
・鱈のちり蒸し
・茶わん蒸し
・春菊とにんじんのごまみそあえ
・里芋と長ねぎとあげのみそ汁
シンプルに具が三ッ葉だけの茶わん蒸し、美味しそうだけど、どこまでもおじいちゃんっぽい!
茶わん蒸しにはケンジが衝動買いした(そして怒られた)そば猪口を使ってくれたシロさんですが、貰ってきた蒸し器といい、キッチン周りにものが増えて所帯じみてきたなーとしみじみ言ってますが……今更かよ!と笑うところ?と思ってしまいました。
(対して大先生は家財を減らしていって今頃は独り豚まんか…)おっとシロさんたら、パートナーと二人で食べる冬の終わりのあったかご飯の幸せを噛み締めてるわけ〜?と思ったら。
豚まんで幸せな大先生、カッコいい!尊敬です。
次回は17号(3月26日発売)に登場。
逆台形の器は、江戸時代に登場し、「猪口(ちょく)」と呼ばれていたのが、そばのツユを入れた使い方が庶民に普及して明治になってから「そば猪口(ちょく、ちょこ)」と言われるようになったそうです。そばちょくと言った方が通っぽくて粋な感じですね。気になったのでたった今調べました。ほんと便利な世の中です!
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