「恋と軍艦」7巻 西炯子 感想 クライマックス直前!

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黄色!何だかそれは予想外だった笑
帯にクライマックス直前ってありますね……と思って予告をみたら、「ついに最終巻」ですと⁉︎ショック!
最終8巻は2015年の夏発売予定だそうです。寂しいけど、掲載誌が数年で読者が入れ替わるJS向けだから致し方ないことですよね……実際物語もあれとこれが上手く収まれば終わりだろうし。はあ。
悲しい話から始めてしまいましたが、本編は確かにクライマックス直前というべき盛り上がり!面白いです。

以下ネタバレありの感想です。6話収録。
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第37話

恋の行方が気になって忘れかけていましたが、そういえば上海旅行に来ていたんでした。この扉絵可愛い。
まさかの上海で遭遇してしまった、父とその愛人のことをなんとか母に隠し通そうとする香菜と晶。不安を押し隠して二人は旅を楽しんでいる振りをします。
あとでエステしてあげるね、と言われた時の2人の反応の落差がおかしい!
母の仕事場に現れた日本人客はなんと例の愛人の女性。はらはらと見守る二人ですが、その場で相手が何か仕掛けることはなく……。
翌日「朱家角」へと観光に向かう母と二人。ググって見たけど、ほんとに楽しそうで素敵なところですね!カフェ可愛い!猫も。行って二人と同じことしてみたい!
それにしても香菜の両親の馴れ初め、思わず「そんだけ?」って言っちゃうのもわかるくらいシンプルでしたね。
二人は頑張って鉢合せを回避したのに、結局愛人の狙い通り、帰りのバスで全てが明るみに出てしまったのでした。
せっかくの楽しい旅行が……。

第38話

離婚する決定的なチャンスだったのにそうしなかったんだから、やっぱり二人はどうしてもお互い嫌いになれないんですね。一応婚姻関係は特別なものとの共通認識はあるようです。この局面でどっちにするか選べない父もダメだし、母の捨て台詞もないな。どっちにしろ娘はともかく、娘の友達の前でする話じゃないですよね。
やっとこの話が終わったと思ったら、
「上海でお母さんと暮してほしい」と……。
ここから7巻で一二を争ういいシーンが!
「わたしのことは気にしなくたっていいのよ?」
まさか晶が、香菜にいなくなって欲しくない人の筆頭に自分をあげるとは。
香菜の方も、運河で母と話していた時に、今となっては完全に笑い話の「友達がいないもの同士」を持ち出してたけど、
「だってどこにいたって友達じゃん。かわんないよ」と。
泣き虫で弱っちく見えるけど、ポジティブで芯の強い香菜。
クールで大人びているけれど、ネガティブで繊細な晶。
二人はいつのまにか、こんなにもかけがえのない友情で結ばれていたんですね……。オトナの人間関係がぐちゃぐちゃな分、心に沁みました。
今は一緒には暮らせない理由を、香菜は思いやりをもって母に告げ、涙なみだの別れとなりましたが、大波乱の上海旅行から無事に二人は帰国しました。
香奈から詳しい話を聞いた陽の反応がかわいいな!鉄棒ぐるぐる。

第39話

おお……山下と町長の過去(ってほどでもないですが)が明かされましたね。町長が勧誘したから小舟町に来たんだったんだー。甘酸っぱ!町長も罪作りなお方ですねえ。
(町長の志のため)きたないことはぼくがやる…!とか言ってますが、やることがとにかくセコイ!小物感がハンパない!
対して陽のカッコよさときたら。ついに香菜もドキッとしちゃいましたよ!(この辺ちょっと目が大きすぎて怖い^^;)
山下の姑息な嫌がらせの動かぬ証拠を持って、町長のもとを訪れた入市さん。部下の管理をしっかりしろ!と言いつつ、町長が少し痩せたことを心配したり……愛です。
失望されて、切り捨てられると思った山下は必死にしがみつこうとして、でも受け入れられる余地がないのは自分でもわかってるんだよね……後はもう逆恨み一直線です。この一途さを他のことに活かせばいいのにねえ。

第40話

ここからバレンタイン前後のドタバタが始まります。
暴言を吐かれても香菜の話を聞いてあげる晶、優しいなー。二人ともいつのまにか普通にコイバナしてますね。陽の名前を出さない晶は大人だなーと思ったけど、香菜も分かっててはぐらかしていたんですね!失恋前と明らかに違います、ほんと成長したって感心。
と思ったら。なぜ二人の橋渡しを山下に頼もうと思い付いてしまったの⁈香菜ってば( ;´Д`)もう悪い予感しかしない。
バレンタイン前日、陽に友チョコを渡すかどうかさえ決めかねていた香菜ですが、クラスの女子や晶から陽ってモテるよ!と聞いて、さらに実際チョコをもらう場面を見てしまい……悩んだ末に買っちゃいました!チョコ。なんというタイミングか店を出たところで偶然陽に会い、明日の約束を取り付けます。
もうそれだけで、明日何があるのかわかった陽は、ひそかにガッツポーズ!かわいい、どっちもかわいいなあ!
一方入市さんがタバコを買いに出た隙に、不法侵入しちゃってますよ、山下が。例のDVDを見つけ……全く、多分公務員なのにためらいなく次から次へと犯罪を犯すは、怖いよその暴走体質!

第41話

「なかよし12月号」で書きもらしたことだけ。
陽の気持ちって香菜以外の全員が知ってるんだね(^ ^)息子をこんな風にからかってみたかったなー母親の夢だけど、これこそただしイケメンに限るだよね。
晶がチョコを渡しに行った後、興味津々のクラスメイトに対して、親友のことはなんでもわかってるよ風の香菜が面白い。色んな人間関係がてんこもりの作品ですが、女の子同士の友情を丁寧に描いてくれたなぁ、ほんと雑誌に合わせた作風に出来てすごいなーって改めて思いました。
姉小路さんの話がちょっと出て、晶が成長したことが同時にわかるエピソードもいいです。姉小路さんは松木さんに弟子入りして、男心を勉強したほうがいいんじゃない?(^ ^)
そして例の中傷ビラ。回収を手伝い、罪を他人になすりつけようという、山下のずさんな計画が情けなくて泣ける。

第42話

「なかよし1月号」で書きもらしたことを。といってもこの回は陽と香菜がついにキスしちゃった!ということが全てなので、特にないです。王道っぷりにきゅんきゅんしますね。

最終回は6月もしくは7月発売の「なかよし」でしょうか?その号だけでも表紙にならないかなー。どっちにしろその号は買って感想を書こうと思います!ネタバレ注意ってタイトルに入れますね。先の話ですが。

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