前回の12巻から約一年弱と「いつものペース」での刊行です。嬉しいですね! 特装版あるかな〜ないかな〜♪
以下ネタバレありの感想です。
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「きのう何食べた?」105話
お久しぶりの佳代子さんからのメール。
“頂きもののつくだ煮をおすそわけしたいんだけど、日曜日の午後どうですか?”
“2時頃伺います!”
と、ご機嫌なシロさんでスタートです。
まったりとした日曜日の昼下がり。つくだ煮は木箱に入った立派な詰め合わせでしたが、別口でもう一箱頂いたから箱ごとどうぞ! と佳代子さん。
ありがたく頂きます! と笑顔のシロさんに佳代子さんも嬉しそう。娘のミチルさんご一家は全員つくだ煮苦手だそうで、喜んでくれる人がいてよかったぁ! と用件が無事片付いた後は、水ようかんと麦茶でいつもの仲良しトークです(^^)
なんと孫の悟朗くんは来年小学生!! 11巻でお花見してたとき2歳だったのに、もう5歳!はや〜( ゚д゚) 早々にランドセルも購入済みです。
買うの早くないですか? とシロさん素朴な疑問。
近頃はね〜夏休みがランドセル商戦のピークなのよ!と佳代子さん。
ジジババが入学のお祝いに買ってあげられる最高のタイミングが、子供世帯が帰省するお盆休みなの!
なるほど〜!って感心するばかりのシロさん、最高の聞き手ですねえ。
新入学の一年生がいる世帯のみが購買者ですからランドセルの生産は実はかなり限定的。だから売り切れる前に「いい奴」を確保する必要があるのです。
いいランドセルって? とシロさん。
「百貨店で一番お手頃な価格帯の4〜5万円のランドセルです!!」
うんと高いのはぎりぎりまで残ってるけど、可愛い孫のお祝いなので安ければ良いというわけでもない!……なるほど絶妙のラインから売れていくわけですね。うちも確かにおばあちゃんにおねだりしました、ミキハウス(^^)
キリッと言い切った佳代子さんへの、シロさんの相槌も絶妙。
「う…うわ〜〜何の役にも立たないけど勉強になりますわ……」
(どーせすぐ家に帰るなりぶん投げるためだけの存在になるのになあ…)と口には出さないのが大人です。
そこへダンナさんが帰宅。もちろんテニス&ランチ帰り。
娘一家の来訪が減って、うちも静かなもんだからゆっくりしてってね、と相変わらず社交的です。
孫も成長につれてあちこちお出かけするようになったし、前ほど病気もしないし。病院に連れて行かなくてよくなったのは精神的にも助かるんだけど、週末の夕飯はねえ、「お母さんの方が何かヘンに気遣っちゃって」声かけなくなってねえ。
そのことについては佳代子さんはとっても思うところがあるらしく、ちょっと落ち込み顔。
なんでも美容室でたまたま目にした女性誌の記事で、
共働きなので確かに助かるのですが、毎週末義母宅に食事に呼ばれるのが「とても苦痛」。週末の休みくらい自分の好きなようにのんびりしたい……。
という意見を見て衝撃を受けた佳代子さん。
気にしすぎ! 食費も浮くし助かるってミチルは言ってたじゃん(そりゃそうです。娘の本音!)と、お父さん。
ミチルより達也君でしょ! 嫁の実家なんて窮屈だったろうに悪かったなと思って。だから最近はひと月かふた月に一回くらい呼ぶことにしたの……と反省しきりの良きお姑さん。
「お姑さんもお姑さんで大変なんですね〜」と、シロさんは完全人ごとながらも感心。
だって将来イヤでも面倒かけるかもだし、「嫌われたくない!」と半べその佳代子さん、かわいい。こういう風に相手の気持ちを考えることが仲良しの秘訣ですよねえ。そして基本富永さんは人ごと。なぜなら多分僕はお母さんより先に死ぬから、娘たちに面倒かけないし……と、ある意味根っからの楽天家なのです。
楽しい時間を過ごしたシロさんですが、実際持ち帰ってみるとつくだ煮の出番というのはあまり多くない。味の濃いおかずの時は必要ないし、そもそもそんなに白米だけ食べない……と考えまして、思いついたのは恒例夏休み初日の朝ご飯!
<朝がゆ定食>でございます!
ご飯のともは温泉卵、厚揚げのケチャップ炒め、ニラの梅のり和え、ちりめん山椒、しいたけ昆布(最後の二つがもらったつくだ煮)。
土鍋どーん!の食卓にステキー♡とケンちゃんも大喜び。まるで京都のお宿の朝ごはん……とご満悦。
昆布のつくだ煮と温玉とおかゆ……ああ美味しそう! おかゆの朝ごはん、ビジネスホテルの朝バイキングにもたいていありますよね、美味しいですもんね。大好き。
しかもお米の量は少なくて済むと! ヘルシーなのに思う存分炭水化物を食べた感があって最高! と幸せに浸るふたり……。
次から炊飯器で炊けばいいし、となんと今回は「ケンジの乙女心を満足させるために」ビジュアル重視にしていたんですね! シロさんの愛…!いつまでもいい関係でいるための、ちょっとした心遣いが今回のテーマだったんですね(^^) 面白かった!
次回は39号(8月24日発売)です。単行本の詳細情報も合わせて楽しみですね〜次巻は何色になるんでしょう♪
そして三田紀房先生の新連載が始まりますように!!