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「きのう何食べた?」107話 感想 モーニング43号

[amazonjs asin=”B075NC14WC” locale=”JP” title=”モーニング 2017年43号 2017年9月21日発売 雑誌”] 今回は単行本と雑誌が(ほぼ)同時発売なので、モーニングの表紙を飾ってました。秋の一コマ。楽しそうに柿を剥いているシロさんと、その柿を食べつつ微笑ましそうにシロさんを見守っているケンちゃん。おっさん二人なのに可愛い表紙で嬉しくなりますね!色味がきれい(*^_^*)
以下ネタバレありの感想です。
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「きのう何食べた?」107話

104話にて、不意打ちで大先生の仕事を引き継ぐことになったシロさん。八角堂製薬の顧問弁護士となりました。移行は至ってスムーズで、なんの問題もないように思われましたが……⁈
ある日、その顧問先の部長さんから大先生にお電話。筧先生のことで折り入ってお話が……と。
何かありましたか? と内容が全く予想もつかない大先生に、部長さんは大変歯切れ悪く切り出します。
「筧先生って、女の子のいる店がよっぽどお好きなんですかね…?」
部長さんは電話の向こうで汗なんてかいてますし、大先生は「は⁈」ってびっくりしてますが、読者としてはもうwktkですよね。何⁈ 今回は笑わせてくれちゃう? もしやカミングアウトきた⁈ って大興奮。
部長さんが言うには、筧先生も男性ですし、たまの接待でキャバクラなんかにお連れするのはもう、大事な顧問弁護士先生だし全然! 問題とは思わないんですが、ただここ3ヶ月で6回となると……あまりに頻繁ではないかと……。
黙って聞いていた大先生の顔がどす黒くw
ちょうどそこへ出先から戻ってきたシロさん、大先生の怒鳴り声に迎えられることになりました。
「うちの筧はそういうお店でご接待を受けて喜ぶような人間じゃ絶対にありません‼︎」よく調べて下さい! そもそも一回だって受けてないと思いますよ!
大先生の迫力に驚くシロさん。状況を察知して、私のことで何か問題ありましたか? と、電話を切った大先生に問いかけます。
「念のため聞くけど」とあくまでシロさんを信じている大先生が素敵(^^)「八角堂製薬さんからキャバクラの接待って受けた事ある?」
シロさんの返答はもちろん「全く受けた事ありませんが?」。一回も……ww
「やっぱり〜」
って大先生もしや! もしやシロさんのコト、気付いていらっしゃる⁈
どうも八角堂さんは経理の方から接待が多過ぎではないかとの指摘を受けて連絡してきたようですが、大先生は前述の通り完全否定。
しかし思わぬいざこざに頭を下げるシロさん。
(信じて下さって)ありがたいです、ご迷惑かけてすみません……と。
でも大先生は謝ったりしてはいけないと。筧先生は少しも悪くない。
「長年いっしょに仕事してきたんですもの。あなたの事は良く分かってますよ!」
うわあ……。これ最高に嬉しいやつですね。゚(゚´ω`゚)゚。長年付き合って来たからこそ、実は自分の知らない一面があった? なんて誰でも疑心暗鬼にかられそうな案件なのに。
表面上はいつも通りで、早く帰れるからスーパー寄ってこう、ズッキーニ安いぞやったあ、玉ねぎスープ微妙だが乾燥わかめで救済出来たぜ、とルーティンワークを楽しむシロさん。帰宅したケンジのトマト柄Tシャツのおかげで、古いトマトも忘れず使い切ることが出来ました。
本日のメニュー。
・ニラとトマト入りマーボー豆腐
・ズッキーニの浅漬け
・わかめと玉ねぎのスープ
山盛りマーボー豆腐にケンちゃんも大喜び。ご飯にかけたりと美味しそう。
ただ玉ねぎの中華風スープは、たっぷり入れた割に存在感今ひとつで(もう今後玉ねぎ入れるのはやめよう…ソーリー玉ねぎ…)とシロさん反省してました。珍しいですよね! いつも通りお料理して、ケンちゃんと楽しく美味しく食べてるんだけど、何も言わなくてもシロさんが実は今日の出来事に動揺してることがよく伝わって来ます。気にすることないって分かってるけど、夕飯の席で愚痴こぼしたいほどじゃないけど、もやもやしてスッキリしない。でも大先生が全面的に信じてくれてるんだから何の問題もないし……と密かに考えがループしてるのかな? と思ったり。
そして後日。翌日かな? 事務所に八角堂さんが。とらやのお菓子持参で(このパッケージは限定のショコラ羊羹⁈ 季節が合わないから違うんでしょうが、先生がお好きなんですかね〜(*^o^*)美味しそう……)。
もちろん平謝りです!!
顧問の先生が女性から男性に変わったのをいいことに、社の者が筧先生の名前で領収書切ってました! だそうで。
社内でも堅物で知られた男がめったに行かないキャバクラで特定の嬢に入れあげてしまってこのようなことに。「本当にすみませんでした!」って言われてもねえ。ふーんとしか言えない。社外の人間巻き込む前に自社できちんと話を付けてからにすればいいのに( *`ω´)
しかもその男は、筧先生が行きたがるんでほとほと困っている、と真顔で吹聴していたようで……。
丸く収めてあげる上町弁護士事務所の方々は大人だなあ。
いつもの事務所内ランチでも、早くにわかって良かった、その人も全額返済してクビは免れたしね、と心の広い大先生。
シロさんは徹頭徹尾自分を信じてくれた大先生に感謝感激。うるっときてますが。
「定時に帰るの命! な人が、そんな帰りの遅くなる接待受けるわけないもの」
それだけよう! とにこやかに大先生が答えると、若先生や志乃さんもプッと吹き出します。
「え!」
そこは俺の人間性を信じてるからって言うとこでしょ⁈
俺は例えゲイじゃなくても、性産業の接待は受けない人間のつもりなんですが⁈ と心で叫ぶシロさんですが、事務所は和やかな笑いに包まれて……。
新人事務員山田さんだけが、みんなの「察しなさ」に苦笑い。今までも気付くきっかけはたくさんあっただろうに、みんな自分以外の人間に関心のない方達だから……と。
でもそれでこの事務所は居心地がいいんですね! なるほど〜(*´∇`*)

さすがに今回は大先生が気付いているからシロさんを全面的に擁護しているのかと思ったら違ったw けどもちろん人間性も信じられてるよ! シロさん♪と言ってあげたくなるお話でした!

ら、来月はお休み……! 見てなかった、ショック。次回は51号(11月16日発売)だそうです……。寂しいけど新刊出たばかりだししょうがないですね……。

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