「きのう何食べた?」102話 感想 モーニング17号

[amazonjs asin=”B06XHPK2HG” locale=”JP” title=”週刊モーニング 2017年 4/6 号 雑誌”] 花粉です!この時期はもうこれしかない。シロさんとケンちゃんはどちらも無事なようですね……。
日中は暖かくて、菜の花・桜・雪柳・レンギョウ・白木蓮・沈丁花と春の花が一斉に咲き始めましたね♪と言うより何よりかゆいー!!.°(ಗдಗ。)°. 薬が効いてる時と効かない時の差が謎。
以下ネタバレありの感想です。今回は美容室「フォーム」のお話!
[adchord]

「きのう何食べた?」102話 感想

店長の奥サマの玲子さんが、ある日改まった調子で頬を染めて言いました。
「そろそろこの店から独立して、別の場所に自分のお店を持とうと思うんだけど……」
お二人はもちろんまだ(!)夫婦なんですが、この宣言は家庭内でなく、職場でスタッフが見ている前で行われました。
まず驚いて、喜ぶ店長。
「玲子、すごいじゃない! ひそかにそこまで資金貯めてたの?!」
エステ、順調にお客さん掴んでたもんね! と、我が事のように喜んでいるのは微笑ましいのですが。
「それは店長があたしに場所を提供してくれたおかげ」と謙虚な玲子さん。
もう物件の目星も付けてあるし、そこの家賃はもちろん玲子さんが全額負担です。
わお、どこら辺? と食い付く店長。
駅をはさんだ北口の方。駅から徒歩3分ーーと「フォーム」よりも駅近という好物件、元は老夫婦が営む理容室だったのですが、ちょうど店をたたもうかというタイミングで、玲子さんのエステのお客様の口利きにより、トントン拍子で話が進んだと、まあそういうこともあるよね……という話だと玲子さんは報告をします。
店長はもう手放しで大喜び。
「良かったじゃん! そういうのはご縁があったって事だよ。チャンスはものにしなきゃ!」
おめでとう玲子!
ホントにうれしい!!
「ちょっと早いかなとも思ったんだけど、店長がそう言うならトライしてみる!」
ホントにありがとう!
って抱きつかんばかりに明るくハッピーに喜び合う二人……なんですが。
ここまでいっっっさい、相談を受けてないってことですよね?! いくらトントン拍子に進んだとはいえ、普通は途中で相談するって……一連托生の夫婦なら。
ほら「フォーム」のスタッフもこのお祝いムードの中、顔面蒼白でドン引きだよ! 一人を除いて!
そう、ゴシップ大好きタブチくん。
ジルベール用のバラのスクリーントーンなんて貼ってもらっちゃって無言で大喜び。
ああ……とうなだれるケンちゃんとベテランスタッフさん。

そしてこれが離婚への布石だと気が付かない店長の頭の中もバラ色なのでした。

……って無情過ぎるナレーションがはいってるよ! 目ェキラキラさせてる場合じゃないよ店長。゚(゚´ω`゚)゚。
エステの方も完全別会計で黒字が出るようになれば収入倍増だし、店内のその場所も空くことだし、これは経営をがんばらなきゃ〜! と捕らぬ狸の皮算用してます……あわれ……。

ここで場面転換してやっとシロさんが出て来たと思ったら、何やらドヤ顔。本日は新作メニューにチャレンジ。
前にシロさんが料理は自分にとって趣味ではないって言ってたけど、結構な割合で趣味的にお好きですよね。少なくとも、食べられればいいし、そんな時間があればまんがか小説を読みたい自分からしたら、完全にそうだと思います!
(ふっふっふ、今日は新作だ!)
とお料理するシロさん、楽しそうだね……。あ、でも下味をつけた鳥もも肉を炊飯器に直接ぶっ込んでご飯炊いてる! これはちょっと楽しいかも。
何やらお手軽シンガポール料理とやらを作って楽しそうなシロさんですが、ケンちゃんが帰宅。
「ただいまー…」
って見るからに浮かない顔。
ケンちゃんが着替えて来る間にちゃっちゃと副菜を調理。今回は二品にナンプラーを使用。ナンプラー、うち、ないです。もちろん。
いい匂いにつられてちょっと浮上した? ケンちゃん。
今夜のメニューは、
・シンガポール(海南)チキンライス
・チンゲン菜のエスニック炒め
・コンソメ野菜のかきたまスープ
「シロさん、盛り付けカワイイ〜お店屋さんみたーい!」とカフェご飯大好きケンちゃん、テンションが上がって来ました。
なんとこれはシロさんが事務所の山田さんから教わってきたメニューなのでした。
手早く出来て、一品でメインも兼ねてくれそうなごはんものやパスタ。
佳代子さんとはまた違った主婦メニューですね。シロさん、新たな趣味友ゲット。
チキンライスはタイだとカオマンガイって呼ぶ料理らしくて、小洒落た感じ大好きなケンちゃんに大好評! あ〜ちょっと作ってみたくなる感じ。今流行りのパクチーだし。でもナンプラーが……。
「あー良かった。これでちょいもてあましてたナンプラーのいい使いみちがまたひとつ見つかった!」ってシロさんが書き文字でいってるくらいだからなあ(^^;;
でもともかくアジアンテイスト定食に二人とも満足。
店でちょっといろいろあったけど、おいしいご飯で元気出た! というケンちゃんの話は、そうか、なら良かったと流し気味で、メニューの改良を検討するシロさん。
でもあえてケンちゃんの方も「いろいろ」の中身については口にせず……。
店長のヒロちゃんはケンちゃんの長い友だちでもあり。
ヒロちゃんが玲子さんのことを、
(仕事がうまく行ってる事には心から喜んでて応援してるみたいなのがちょっと切ないんだよねえ……)
と、いい時も悪い時も変わらずそばにいてくれるパートナーの大切さを、それをないがしろにしてきたヒロちゃんの当然ともいえる帰結を、ケンちゃんは一人しみじみ噛み締めるのでした。
また別の日、玲子さんが帰宅して美容室のスタッフだけになった時、あのエステの部屋はまたリフォームして美容室に戻すんですか? という話になり。
せっかく仕切ったのにもったいないから、誰かに貸そうかと思ってる。
「ネイルとかまつげエクステ専用の部屋」にしようかと。
特にネイルは隣で出来たら時短になるとお客様からの要望が多いのでいけるんじゃないかと。
「ネイルすか⁈」と食い付くタブチくん。
今の彼女がネイリストで、ベテラン(また年上…)だから腕も確かだしどうすか⁈と結構前のめりに提案したところ、意外や意外、店長は渋い顔。
「……そういうのはダメだよ、タブチくん」
良い時はいいけど、彼女とタブチくんがこじれたらどうするの? 二人の内どっちかがもう仕事辞めるって言い出しても大変でしょ? 店内恋愛ってリスクが高すぎるし、ケジメがないよね?
「俺 働く上で公私の区別をきちんとするって、すごく重要な事だと思うのね…?」
もう、スタッフの反応はお察し。
これが店長、これが一国一城の主。「自分の店はオノレがルール」という担当さんのアオリがめっちゃ笑える〜!
この問題、意外などんでん返しはあるのか? ないのか?! 今後も見守っていきたいと思います。
あー面白かった!

次回はなんと…! 26号、5月25日ですよ(´༎ຶོρ༎ຶོ`)一ヶ月お休みです、ショック!
今月「大奥」の新刊も出たし、12巻も出たばっかり(でもないか)なのに、残念です。
でもついに「グラゼニ」が連載6年目、通算27巻目にして初のTVアニメ化なので、深夜枠で「何食べ」もいけることないですか⁈ 動画でお料理するとこみたい♡ もしアニメになったらジルベールは声優さん誰がいいだろ…♡と夢が膨らみますね〜。

103話はこちら

最新情報をチェックしよう!