「きのう何食べた?」101話 感想 モーニング13号

「きのう何食べた?」101話 感想 モーニング13号


101回目はシロさんのお誕生日のお話でした。
ちょっと整理したい。3月がシロさんの、秋がケンちゃんの誕生日。毎回噛み締めて読んでいる割にはそんな基本的なことが頭に入ってない。
10巻も超えたし、ファンブックみたいなの出してくれたらいいのになあ!基本設定と、食材別レシピ索引と、年表と相関図。マンションの間取り図。よくお買い物に行くお店とか。コミックスと同じ判型で。
特装版の付録で2000円でもいいです。お願いします!
以下ネタバレありの感想です。
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「きのう何食べた?」101話

「シロさん、もうすぐお誕生日でしょ? 何が欲しい〜?」
とご機嫌なケンちゃんで幕開け。
夕食後にコーヒー。和やかな夜ですが。
シロさんのリクエストはケーキ。久しぶりに苺のショートケーキが喰いたい、と無欲。
ケーキなんて基本買うに決まってんだから、もっと他に何か欲しいもの言って! と
ケンちゃんが言うのももっともですよね、せっかくの誕生日。
とたんにシロさん、シリアスモード。
気持ちは嬉しいけど、去年の秋のお前の誕生日、お祝い出来なかっただろ?
「お前の誕生会も一緒にやりたい。それが俺の望みだ」
あれっ2ページ目でいきなりシロさんが激しくデレた。何これ……ケンジが感激して泣く流れ? ……ではなく。
「何かイイ話みたいにもってこうとしてるけど、俺分かってるからね!!
ヤだよ‼︎ シロさんそうやってむりやり俺を自分と同じ五十代に引き入れようとしてるでしょ‼︎
俺は受け入れない‼︎」
……このアホくさい主張が今回の主軸。
シロさんもうんざりしています。
「ムリヤリも何もお前は今実際に五十代じゃねーか‼︎」
ケンちゃんは去年の秋ついに50歳の誕生日を迎えたのです。
しかしなんと、自分でそれを認められず、誕生祝いを頑なに拒否!
「俺は今でも49歳なんですう〜〜」
と寝言をほざいてます。
……あ〜もう何年かしたら、ケンジの気持ちがめちゃめちゃわかる立場なだけに今回の話、辛いわー。つらたん。゚(゚´Д`゚)゚。
往生際の悪い態度にシロさんは白け気味。
どんなにごまかしたってあちこちで自分の年齢を正直に記入しなきゃならない場面があるはずだろ。
「いい加減受け入れなさい。あなたは今50歳です‼︎」
「わ〜〜ん‼︎」
嘆くケンちゃんをシロさんが正論で追い詰め。
長い人類の歴史の中で、一年無事に生き延びられたことを祝ってきたのが誕生日だろう。大事なパートナーが大きな病気も事故もなく無事に50の山を越えられたことがおれはめでたいんだ!
「俺の52歳とお前の50歳、ちゃんと誕生日を祝おうじゃないか‼︎」
理路整然とした説得の内容に、ケンちゃんは照れ笑い。
「真顔で恋人からそんな風に言われちゃうとな〜」
今回のシロさん、すごいな! と思ったら、「さすが弁護士、口八丁」とありました。なるほどこの臆面のなさ、半分仕事モードだったんですね。
シロさんの真意は。
すでに52の俺を何だと思ってるんだ!
(大体俺が50になった時もそういう哀れみの目で俺を見てたのか! あのヤロ〜)
と帰りの電車に揺られながらしかめっ面。
いっそ刺身と茶碗蒸しみたいなおじいちゃんメニューでケンジに嫌がらせしてやるか。
と思うのですが、一人っ子でそれなりにイベントを大事にする家庭で育ったシロさん、スーパーの刺身の盛り合わせで誕生会ってのもなあ……とそれには味気なさを感じてしまうわけで。
(ならアレだわ! 誕生日会の定番メニュー!アレをちょっと豪華にしますか!)
と閃きました。
しかし電車内でビシッとスーツ着て座ってる、仕事帰りの52歳(若く見える)の男性がこんなこと考えてるなんて思いも寄らないですよね〜。 なさそうでありそうって思うと、人生が豊かになりますね(^ ^)
そして誕生日会当日。
「アレ」とはちらし寿司のことでした〜。
マグロに穴子、いくらも散らした豪華版。美味しそう。
ケンちゃんはもちろんケーキを買って帰宅。
ケンちゃんも華やか!と喜ぶ誕生日会メニューは、
・江戸前風ばらちらし
・とり天(とアボカドの天ぷら)
・菜の花のごまからしあえ
・はまぐりのお吸い物
これを読んだ時、じゃあ今年のひな祭りにこのちらし作るかって一瞬思ったものの、華麗にスルー! そしてお雛様は今日もまだ飾ってあります!
二人分の誕生日会ということで仲良くビールで乾杯。
くずしちゃうのがもったいない!というちらしは、穴子と卵焼きが甘い味、マグロといくらがしょっぱくて酢飯とのバランスが最高!アボカドで色もきれい、とケンジが絶賛。
去年プレゼントもなかったから、煮あなごと海鮮でごちそうって感じにしたけどやっぱりちらしはいいね、とシロさんも満足。
そしてとり天は「ふわさく!」。むね肉をマヨネーズがやわらかくして、ビールとの相性が最高。アボカドの天ぷらは「中とろーん」でアボカド好きにはたまらん味らしいです!
好きなものばっかり、オレしあわせ〜というケンちゃんの定番セリフが出るくらいご機嫌になりました。
締めは京都で買った、取って置きのアンティークのカップ&ソーサーでケーキと紅茶。
「俺達もう付き合って13年めなのなあ」
ケーキの苺を食べながら何気なくそう口にしたシロさんに、その手があった!これからは年齢じゃなく、
「付き合った年数の長さをお祝いしましょうよ!」
と、どこまでも諦めの悪いケンちゃんなのでした。

……いや〜、ケンちゃんが一人であたふたしてるけど、実にお幸せなラブラブ誕生日会でした。二人が京都に行ったの2013年だからもう4年前⁈ 今年こそ聖地巡り(というか京都旅行)したいなあ!
次回は17号(3月23日発売)に登場です。

102話はこちら

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