今さら10月号。この号でドラマキャストが発表だったんですね。
カラーページにみくり役の新垣結衣さんと、平匡役の星野源さんのグラビアあり。見る時間がないのでドラマは見てませんが、ヴィジュアル的にはどちらもしっくりくる感じですね。
海野先生のコメント。ドラマ化の兆しもない頃から、妄想キャスティングで「ガッキーだったら百点以上だと言ってたら、本当になってしまって嬉しい!スタッフさんたちも、自分が好きで見ていたドラマに関わっていらした方達で楽しみで仕方ない。ということで、この時点では星野さんに言及なしでした。
以下ネタバレありの感想です。
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逃げるは恥だが役に立つ 第39話[蒔かぬ種は生えぬ]
「休日に会ってくれるなんて大進展ですね!」
と、ポジティブモンスター・五十嵐さん。
今日は誰とでもいいから飲みたかっただけ、とすげなくしても、最高のタイミングに電話したあたしスゴイ!と超前向き。さすがモンスター。
……何言われても今夜ばかりは腹が立たないどころか、この打たれ強さが心地良い。
(まあ、29歳の誕生日に、初恋以来の失恋をしたんだから、心も弱るさ)
って風見さん、まさか五十嵐さんとーー⁈
と思ったら、たった1ページで場面転換。
今日もお休みの百合ちゃんがベッドの中でうだうだ。
(大人の女ぶってかっこいいこと言ったけど、もったいなかったかな〜)
ですと!
あんな年下であんないい人に口説かれるなんてこれが最後のチャンスだったのに。
どうせ上手くいきっこなくてもちょっとくらい付き合えばよかった?
でも閉経した処女がどんな顔してあんないい男と付き合えばいいのかわかんない……と、本音全開ですね!
これでよかったって思うしかないか。素敵な思い出が出来たって。
そう無理矢理浮上してみると、この日は例の青空市の日なのでした。
始まったばかりの青空市は閑散。子供連れのお客が1組。
でも当日もさらにチラシを配ったり呼び込みしたり、友達が来てくれたりと、すこーしずつ賑わいが出て来ます。
百合ちゃんと平匡さんも来てくれました。平匡さんが知り合いに満遍なく声をかけたことを知って、ちょっと張り合う百合ちゃん。SNSにいい感じの食べ物の画像をアップして集客を図ります。
沼田さんはゲイ仲間の大清水さんと一緒に。
日野さんは家族3人で。仲良しでいい感じのご夫婦です。
百合ちゃんの(化粧品)会社の部下が来るとなんだか場が華やかに。
いろんな人的交流や、商店の事業上の新しい発見があったりと、なかなかいい感じになって来た青空市ですが、百合ちゃんは風見さんが来ていないことが気になります。
メールしたけど返事がないですね、出かけてるのかな、と平匡さんに言われて、
「ふーん…」なんて言ってますが、気にしてます。
一方みくりの方には、コンサルタントの塩田さんが顔を出してくれました。
無事開催出来たといっても、利益が確保できなきゃ商売にはならないからね。事後の分析が大事だよ、とか色々前向きに話す内に、
「あなたこういう仕事向いてるんじゃない」と指摘され、
「確かに…今までやってきた仕事で一番楽しいかもしれません…」
と腑に落ちるみくりです。
その勢いで、塩田さんの部署で新規採用の募集ないですか?とダメ元できいてみます。とりあえず持ち帰って人事に当たってくれることになり、それだけでなく、今回の青空市の顛末を元に職務経歴書を作ってみては?と超有効なアドバイスをいただき、道がひらけてきたと感じます。
「仕事ができる人って結局 地頭がいいのよね」という海野先生の持論?一般論?を聞かされると、じゃあ頭の良くない人はおしなべて仕事が出来ないってことか。出来なくても生きていくために働かなきゃいけないでしょ?とうちの娘の将来を考えて暗い気持ちになっていらいらするんですが、それはこの漫画とはなんの関係もないのでがまん。がまん……。
青空市の打ち上げは2回目もやっちゃう?と盛り上がりますが、みくりはパスして平匡の家へ。二人で仲良く乾杯してます。
今回の成果を踏まえて就職活動を頑張ります!というみくりに、酔っ払った平匡さんが愚痴をこぼします。
みくりさんは輝いてるのに、僕ときたら……。自分に自信がなくなります。(あなたを繋ぎ止める)僕の魅力ってなんでしょう、と以前の平匡さんだったら絶対言わないだろうことを、テーブルに突っ伏してぐだぐだ言い出しました。めっちゃ気を許してますね。
いっぱいあります!頭良くて優しくて……というか、自分の魅力に自信満々の平匡さんだったら多分好きになってないです。謙虚で、真面目に向き合ってくれて、自分に満足せず向上心のあるところがいいんです。
逆に私のいいところって何ですか?
「楽しく暮らす工夫をするところと、打てば響く頭の良さかな」
「……小賢しいとか思いません?」
元カレによるトラウマをつい確認してしまうみくりに、平匡さんが言ったことは。
「小賢しい」は相手を馬鹿にする言葉ですよね。
「僕はみくりさんを馬鹿にしたことはないです」
ベッドで並んで寝ながら、時間差で泣けてきた……と感動しているみくり。
「小賢しい」って言葉、ずっとどこかで気にしてた。呪いの棘みたいに抜けなくて、どこかで自分を卑下してた。その呪いを今夜、自覚なしに平匡さんが解いてくれた。
救い出してくれた。信頼されていることが涙が出るほど嬉しい。
平匡さんは王子さまだよ。
「ありがとう、だいすき」
口を開けたまま寝ている、間抜けで無防備な寝顔にそうささやいて、幸せを噛みしめるみくりなのでした。
休日も終わり、風見さんの会社にて。
この間は楽しかったですね!誕生日だったなんて運命。もう付き合っちゃいます?と通常運転の五十嵐さん。
「なんでだよ、何もなかっただろ」
なかったんだ、良かった。でもなんだか気安い感じになっちゃってる、とハラハラしながらページをめくると。
「今なら3番目になれますよ」
と、指を3本立てた五十嵐さんの爆弾発言。
まさかの三股?
「……え?」
と、風見さんとともに引き気味で、まて次号!
みくりのパートにはあんまり興味が持てない……。平匡さんはスパダリへの道を模索しているようですが、今のままでも十分素敵!でも前は結構ヒドかったから、それはやっぱり変えたのはみくりなんですよね。お似合いの二人ってことですね、結局。
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