※後半です。
①はこちら
以下ネタバレしてますのでご注意ください。
「とりかえ・ばや」episode48.闇に挑む
弓弦親王の教育のため淑景北舎をたずねた沙羅。なんとそこで目を剥いて倒れている親王を見つけます!
慌てて体を揺すって声をかけると、親王の意識が戻ったのですが、本を読んでいてうたた寝をしてしまったようだと。なんでも目を開けたまま眠っていることが時々あるそうなんですが……、沙羅も死体かと思って驚いたくらいに、ほんとにちょっと異様な感じなんですよ。これって何かの伏線なんでしょうか?じゃなかったらいくらなんでも、こんな怖い顔に描きませんよね〜。気になります。
式部卿の宮からは京極帝の日記を、主上からは帝の心得の書を貸していただいて勉学に励む親王ですが、難しいことを考えている内に眠くなってしまったのでした。
本にかじりついてばかりいると病気になってしまいます、少し遊びましょうと提案する沙羅の仕草が妙に可愛いです。
そこへ現れた式部卿の宮さま、
「親王はやはりこれでしょう」
と蹴鞠のお誘いに親王は大喜び。
宮さま自ら少し相手をしてくれて、子供の相手は疲れるがいい気晴らしになると、意外な一面です。
几帳を隔てて隣に座った宮さまに、沙羅は思い切って銀覚とのつながりをたずねます。
式部卿の宮と弓弦親王、それぞれ母親の菩提を弔ってもらったのが霊林寺で、銀覚がそこの別当(職員の長官)だった。銀覚と酒を酌み交わしたこともないし、親王の存在すら知らなかった。境遇を聞いて気の毒に思ったので後ろ盾になってみただけで、いつもの気まぐれに過ぎないが、決めたからには全力でお支えする。
そう話す間にも、几帳の隙間から顔をのぞかせたりして、その笑顔が信用ならぬ、と沙羅はますます怪しく感じます。ていよくはぐらかされたわけですが、こんな正面切ってあなたたちの関係怪しくないですか?と聞く沙羅も沙羅ですよ……。
蹴鞠から戻って来た親王が、お二人が(几帳を隔てて)並んで見守ってくれているのが父母のようで嬉しいです、と無邪気に言ってすぐに撤回したんですが、沙羅と宮さまはますます微妙な雰囲気に。
東宮候補の親王にとって今一番嫌な相手は誰でしょう?と宮が言い出します。それはあなた。主上の寵愛を一身に受けていると皆の噂です。あなたが男皇子を産めば、その子は生まれながらにして東宮となるでしょう。弓弦親王は用済みです。
足を洗ってもらっていた親王は二人の話を聞いていて、沙羅と目が合うとにこっとしますが、すぐにしゅんとうなだれてしまいました。
恐らく母以外には誰からも顧みられることもなく、希望もない貧しい暮らしを余儀なくされていた親王と敵対する立場にあるとは悲しいことだと、沙羅はいたたまれなくなります。
親王の元を辞して、局に戻る道すがら沙羅は考えます。弓弦親王ではない、私が主上の皇子を産むことを一番に恐れているのは、他でもない銀覚だと。
主上と私の皇子……という言葉から、褥で主上に求められついに肌を重ねることを連想してしまい、主上の圧倒的な美しさ、そして強引でありながらも初心な沙羅を気遣う優しさまでもが、今までの態度から容易に想像がついてしまい、のぼせそうな沙羅は思わずその場にへたり込みます(沙羅の想像上の主上が美しすぎてw恋する乙女ビジョンなんですね〜)。
どうなさいました?お顔が真っ赤ですよ?と心配する十良子。そういえば少しふっくらされましたね。姫さまの変化は何でも知らせるようにと(乳母だった)母に頼まれております。皆が噂してますし、ご懐妊の知らせを伝えたいものですが……。
そなたまでそんな話はやめよと照れまくっていた沙羅、ふとあることを思いつきます。
「十良子、私に懐妊の兆しありとふれ回ってくれぬか?」
「え、え……ご懐妊なので……?」
敵を欺くにはまず味方から。十良子の思い込みを利用して、沙羅の思惑通り、宮中には瞬く間に噂が広まりました。梅壺さまは貧血をおこし、ほどなく銀覚の耳にも入りました。
「それはまずい!」と血相を変える銀覚です。
場面変わって鞍馬山!おどろおどろしい霊山を訪れたのは睡蓮です。昔の悪い思い出が蘇るのでは……と従者たちが心配します。
しかしこの山には銀覚の邪な呪術の証拠がきっとある!と睡蓮は意気込みます。
沙羅は宮中で戦っている。
私だって、大事な人たちみんなを守るために戦う……!と睡蓮は因縁の地に足を踏み入れるのでした。
主上に恋する沙羅が可愛い(*^^*)睡蓮はすっかり男らしいし、二人の再会はどんな風になるんでしょう。原典から離れたオリジナル展開いいですね〜。それに何といっても来月は主上のどんなあま〜い口説きが見られるのかともう楽しみでしょうがないです!
三連勤でさすがに更新できなかった(^◇^;)お待たせして申し訳ないです!