「フラワーズ」2015年6月号 感想 その2

「フラワーズ」2015年6月号 感想 その2

急がなければ、7月号が出てしまうヽ( ̄д ̄;)ノ=3=3=3

「カツカレーの日」

ついに二人の出逢い!
カフェのお姉さんが窓から見てて、ホッとしてるのが和みます。一日中待ちぼうけでしたからね。
同じ会社の人間だとわかり、警戒心の薄れた美由紀は話しを続けようとしますが、深夜であるため、携帯の番号のメモを渡し、高橋は去っていきます。
翌日はお見合いでお付き合いを決めた男性とのデート。
何もかも中庸でお互いに気を遣いあい、一見上手く行っています。美由紀もやっぱり合格!と太鼓判。
一方元カレは職探しが難航し、公園で野宿中。でも明るいし、芝居を捨てた自分の選択に後悔はなさそう。ちゃんと会社員をしてる美由紀ってすごいんだな〜とか素直で、何か憎めない人物です。猫とも仲良し。
美由紀はついに高橋と食事をして、サシで話し合い。
でも元カレのことを指摘されて、逆上して席を立ってしまいます。彼氏が本気だってわかってるのに、向き合わなくていいのか?と。
お見合いの野田さんとは二回目のデートをしても、お互い楽しかったって言ってるけど、つまらなかったっていう空気にならないように、気を遣って努力する仲。出会ったばかりだからというのを置いといても、この相手だから一緒にいたい!という情熱がお互いになくて……。
煮詰まった美由紀が選んだ相談相手はやっぱり高橋で。
二人で飲みに行った高橋の馴染みの店で、美由紀は高橋の人間的魅力を感じます。
駅での別れ際になって、誰とどうしたらいいのかわからなくなった、とうちあける美由紀。
「もうちょっと若かったら今の状態につけ込んで『俺とつきあえ!』とか言ってたとこだな」と軽口を叩いて改札を抜けようとする高橋。
思わず服を掴んで引き止めたのは、美由紀でした。振り返った高橋の目を見ることもできないまま。
……ここからどうなるのか続きが気になる!って感じではないかなー。美由紀に恋のライバルがいたら盛り上がるかも。でも美由紀のヴィジュアルは好きです。服装もいつも可愛い。

「月影ベイベ」

女の子たちが仲直りして、螢子が踊りに参加出来るようになったので、話が動いて良かったです。

「AWAY」

仏子沼えりかさんがHOMEに帰還。えりかさんはお嬢様なんですね。AWAYの話を聞きたがらない家族……中には孤立して自殺してしまう帰還者もいるなど、人間関係の描写がものすごく巧みです。ありえないフィクションに混ざってくるリアル感が絶妙で、えりかさんの家族のそれぞれの反応が、その気持ちや行動原理もわかるしで、現実のやるせなさがぐいぐい伝わって来ます!自分もこのお母さんみたいにしてしまいそうで。
お葬式のシーンは今読み返したんですが、言葉に出来ないです。庄司さんの「ありがとうございます……」が全てですよね。過去形じゃないところが泣けて泣けて……。
この後何年も何十年もかけて庄司さんがこのことに向き合っていく時、みんながしてくれたことが、どれだけ支えになるかと思うと……。
来月号にも掲載なんて嬉しいです。

「グレさんぽ」

そういえば昔の少女漫画は今よりもお花にまつわるお話が多くて、そういうの大好きだったな〜って懐かしく楽しく読みました。「天人唐草」の恐怖も思い出しましたが……。沈丁花といえばメリーベル!木蓮といえばありす!なんて思い出が固定されてる方も多いのではないでしょうか?最後のページの「おじさん萌え」ってそういうんじゃないのでは?!と思ってウケました。

「猫山さん」

前回よりさらに面白かったです。新井先生は下ネタ多過ぎて苦手だな……と思ってましたが、全然ないと別の方が描いたみたいで、かえって落ち着かないですね。

「アシさん」

睦が無事デビュー出来て、早速エゴサーチして落ち込んでます。
そうなんですよね……自分もこうして書いていることが、もしか作者さんの目に触れるかも!と思い、基本つまらなかったものはスルーしています。どうして面白くなく感じたのかを分析する能力と時間もないし。それを超えても何か考えずにいられない作品もありますが、まあ別の問題なので置いといて。
「アシさん」は色んな発見もあり、面白い作品だったので終わってしまうのが寂しいし、残念です。コミックスに書き下ろしとかあるといいなあ。

最後にね(^^)

次号ってもう一週間もないですが!「海街diary」に「アシさん」の最終回(カラー付き)、連載陣も休載はなさそう。谷和野さんのショート読み切りも。楽しみです。

7月号の感想はこちら

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