待望の14巻もめっちゃ面白くて笑えて感動して泣きました!!
以下ネタバレありのちょこっと感想です。
[adchord] 表紙! amazonで書影を見たとき何これ〜? って思いましたが普通に文化祭で仮装してるヒナちゃんでした。もー可愛い。
折り込みポスターもハチクロコラボ! 最近またハチクロ読み返してハマってたので感激! 山田&はぐはやっぱり可愛いなあ……。この色遣い、先生がジェラートピケとコラボしたら買う! 着れないけどムスメに着させるから!
Chapter.140
マニーちゃん……ま、また猫キャラが増え……いや可愛いけど! と思ったら、将来和菓子屋さんにカフェくっ付けて……みたいな現実的な話になって驚き。今までの屋台出したり、ヒナが後を継ぎたいと思って色々やってることが全部繋がってきた。零もずっと協力して行けるし、家族もずっと一緒にいられるし、それが今までの話と全部地続きですごい! と思うと同時にもしかして終わりが見えてきた⁈ とドキドキ。いつまでも読み続けたい!
Chapter.141
豆花おいしそう! の後はひたすら生ピーナッツと格闘するお話で12ページしかない。雑誌でも追いかけたいけど、掲載誌がヤングアニマルだからなあ……零がいきなり林田先生と島田さんの名前を出したと思ったら、14巻はまるっとそんな話でしたね。
Chapter.142
洗濯物帰ってから干そう! とか細かいとこがほんとリアルで面白い!(全くリアルでなくありえないと思う方もいらっしゃるかと思いますが……そう思うのは立派な人ですよ、多分!)
野口先輩と陰でこそこそ画策する零が面白い。でもほんと、社会人にとって三、四年って結構あっという間だから、何も働きかけずにただ想っているだけで時間を費やしている人っていっぱいいそうですよ。特に先生は人の気持ちや立場を考えてくれる優しい人だから。でもそういう人だからこうして大分年下の友人たちが応援してくれるわけで……それは先に先生が零の方に歩み寄って踏み込んで色々働きかけてくれたから。
相手に一歩踏み込むって、ほんときっかけやタイミングがあったとしても、そこで面倒くさがったり遠慮し過ぎたりして難しい。でも大抵は自己保身や余計な自意識が邪魔してるだけだから、相手が好きだと思うなら勇気出していきたいですね。──ところがそういうことを何も意識せずに自然体で楽に出来る人もいるんですよねえ……羨ましい。
Chapter.143
零があかりお姉ちゃんや島田さん、林田先生のこともすごく好きで好きで恩を感じていて、みんなに「幸せ」になってほしい、そのために何かしたいって強く思っているのが分かりました。三人の人生に生じた交点を後少しだけ活かす方向にお手伝いしよう……と思ってるんですが、結構ゴリゴリに介入してます。そんな零の新たな一面が楽しい。
そして釣り具屋さん。市井の人物の生きた証っていうんですか、こういうのグッときますね。丁寧に仕事して熟練の技を磨いて、さらに改良を加えて、またみんながそれを愛して利用して、双方向で続いていく……三日月堂もそうですが、こういうのいいです。
Chapter.144
意地悪島田さんが新鮮ですごくいイイ!
ひなの前でカッコつけちゃう零も可愛いなあ。
「大人の男はガキの20倍デリケート」と零のたくらみを看破しつつ……結局乗っかってしまっている先生たち。恋愛は接触した(顔を合わせた)時間の分だけ進行するともいいますし。まずは会わなきゃ始まらないわけですから。
そして意外にも先生の方からずばり確信ついてきましたね。
Chapter.145
「幸せよりタイトルが欲しい」から、踏み込んでいいものかどうか自分で決められない……今のところ。という島田さんの本心。でも釣りに誘われて来ちゃってるってことは……。自分の積み重ねた努力は評価してるってところ、何となく「何食べ」のシロさんを思い出してしまって笑いました。
気が合って仲良くなった大人二人ですが、林田先生があかりお姉ちゃんをどう思ってるか、については言及されませんでした。見ればわかるから? でも気持ちを言語化するのって案外大事なことだと思うんですが、その辺はどうなんでしょうね。
Chapter.146
そういえば自分が釣って来た魚を食べられないのも同じ理由でした。
とにかく島田さんがカッコいい。先生はいつも零がいるせいかな? 先生からはみ出した行動が取れない感じですが、島田さんは素の「男」って感じが出て超カッコいい。でも多分本人普通にしてるだけなんですよね、ここへ来てこの人ほんとにカッコいいんだなあ……と感動。
「痛み無くして改革は無し」……零と野口先輩には鬼好かれてる先生がんばれ。
Chapter.147
始めの大ゴマの下の花火、今流行りのスクラッチアートみたいで可愛い。ごちゃごちゃした絵とネームを詰め込んだまんが的表現も可愛くて面白くて大好きだし、デザインっぽい象徴的な表現もすごくセンスがあって好き!
零がどうして、どのくらいひなを好きで大切に思っていて、失うのも怖くないし、失わないように自分の全部を賭けて守って、変わっていくひなも変わらないひなもずっと側で見続けて、支えて支えられて……とにかく全身全霊で好き! っていうのがものすごく恐ろしいまでに伝わってきます。
そしてひなの爆弾発言! 正直ここ読んだ時はああ……これで引っ張られるのきつい……と思いましたが、そんなことなかったですね。
Chapter.148
橋高祭! 学校パートはここがクライマックスって感じでしたね。読んでるこちらまで感無量。「将棋先輩」ってヤメテって零は言ってたけど、なるほどそれが最も盤石の「キャラ」ですよ。零、獲得おめでとう!
前にも言ったかな? 「間に合った」って大好き。元々持ってなかったから「取り戻せた」とはまた違うんでしょうが、零が「学校楽しい!」って気持ちに初めてなれて本当によかったです。
Chapter.149、150
その零の最後の文化祭を犠牲にしてまで職団戦とは? と思ったら、なつかしのハチクロの面々が……! 修ちゃんが一番違和感あったけど、みんな相変わらず……。
学校の先生たちの頭にほわ〜んと浮かんだデザイナーたちの鼻持ちならない言動に爆笑。零がせっかく褒めて伸ばしてるのに陰口言われてて爆笑。
しかし雑誌に載るにしても短過ぎ〜!
Chapter.151
ひなからのメール……可愛すぎて悶絶の零がかわいい。ほんと甘酸っぱい二人。一巻のころはこんなにがっつりラブストーリーになるとは予想もしてなかった!
勝って大喜びの先生方、Bクラスに上がれてよかったね〜☆
Chapter.152
ハチクロメンバーのその後があああああああああああ!
野宮さんとあゆが結婚したのね。リカと真山が正式かつオープンに付き合ってる、と。野宮がはぐをコロボックル呼び……。新婚家庭に住み着く妖精wwはぐも手を気にせず創作活動してるみたいでよかった、みんな……。初めて出来た女子友に浮かれるリカと、そんなリカに何も言えない真山が笑えるw
そしてちょっと強引に零がひなの本当の気持ちに気付くのが、ほんとちょっと強引で面白い。先生ありがとう。
妖怪コスのJKたちかわいい。147話のひなの爆弾発言の真意がわかって涙……。
零がひなのことを常に考えているのと同じように、ひなもずっと零のことを考えている。そして周囲の人みんながそのことをわかっているのに、本人がわかってない。
「来てくれて嬉しい」
「学校が楽しくて嬉しい」
今やっと二人が同じ気持ちで、しかもお互いそれは相手のおかげなんだって思っているんですよね。ひなだって他の人相手ならこんなにまで素直にはなれないわけで、それは二人の相性だし、積み重ねてきた時間なんですよね。その時間は偶然に積み上がったものでは決してなくて、迷いながら二人で獲得してきたもの。
くっそー! 今回も泣かされたあああああ! という心地よい敗北感。
大好きです!!!