この作品、話題になってから、1・2巻をまとめて読みました。
夫と娘が、妻の亡き後に、女子高生(美少女)とキャッキャウフフしてる……ありなのこれ?!いやないでしょ!!と思ったんです。その時は。
お話は大好きな日常系で面白いし、ゴハンも美味しそうだし、とにかくキャラクターが可愛くて、しかも表情がすごく良くて、さすがギド先生!!でも、なんかな~と、勝手にもやもやしてました。
だから3巻は様子見してたんですが、いきつけの本屋さんであと一冊になっているのを見て、結局買っちゃいました!
この装丁、いいですよね〜。背景の色、紙の質感。タイトル文字も作品世界にぴったりです。毎回文字の入れ方に変化があるの、いいですね。
掲載紙のgood!アフタヌーンにファンブックが付いてますって帯にあったけど、その本屋さんではもう売り切れでした。残念。
結果として、3巻では、今までの勝手にもやもやが払拭されました(^O^)
以下ネタバレありです。5話収録でした。
その11
レシピは1巻でもちょこっと出てきたパン粥。
期末テストで犬塚先生にいいところを見せようと、学生の本分・勉強を頑張る小鳥ちゃんが可愛いです。若干から回りつつ。
先生の仕事ぶりも、初めて出ましたが、丁寧でいいですね~。教え方もわかりやすそう!
ほっこりしたのが、夜食を作っている時にちょうどお母さんが帰って来て、作ってもらえることになった小鳥が、座ってていいよって言われたのに、そばで見ているシーン。もう高校生だから、まとわりついて邪魔したりしないけど、すごく近くで見てるんですよね。お母さんも嬉しそう。夜の静かな台所に湯気といい匂いが広がって、二人が満ち足りた気持ちでいるのが伝わります。
つむぎも素敵な15歳に変身してましたが、黒胡椒を引くと子供には食べづらいかな?と思いました、
その12
カレーの話。
これ美味しそうです!作りたい!干しぶどうのドライカレー。
先生の奥さんの回想シーンがあります。レシピも犬塚家の「ママのおうちカレー」。
カレー作り自体は大成功だったんですが……。
1巻でつむぎが「どっかでもうちょいちょいあえるっておもう」って言ってました。そうか、5歳は比喩じゃないんだな……って涙です(T_T)
カレー食べてるところから、犬塚親子の表情がすごいです。
今回発見した奥さんのレシピノート。3ページしか書いてない。そうだよね、幼稚園入ったばかりの娘に、お仕事大変な旦那さんもいるし、中々書く時間もないよね。夫と娘の心配はしても、二人を置いていなくなるのが自分だなんて、考えたこともなかったよね……。
その13
アジを三枚におろして、あらと骨まで食べつくすパーティー回。
カレー作り以来なんだかふさぎがちなつむぎが、お父さんのがんばりで元気になります。
小鳥ちゃんはいつも、先生にがんばりどころを教えてくれて、いい子だな~。
この回は八木さん、しのぶちゃんも参加して、にぎやかご飯でした。あとちょっと食育的な感じで。
その14
先生がダウンします。疲れが出た?4時間睡眠、仕事と家事してたら、どうしてもそうなりがちですよね。
つむぎが約束を破って、一人で助けを求めたのは小鳥でした。
先生がつむぎの気持ちを汲んで優しく諭すのと、小鳥がマンションの下でバイバイするのも、どっちもらしくていいです!
いろんな葛藤があるのがちょっとした表情で伝わります。
小鳥の手紙にも本当に必要なことだけ。
ほんといい子です。
お世話になったお礼に小鳥の好きなモノを作ります!ということで。つむぎのお手伝い前提で、小鳥が考えた比較的簡単なもの……冷やし中華です。
サプライズのうずらのひよこに、小鳥がものすごく素直に嬉しい!って言ったのが、感動です。
いい子はたまには羽目を外した方がいいって、先生も言ってたよ!小鳥ちゃん。
その15
先生の誠実さが炸裂してます。まるく収まって良かった。
つむぎが諦めそうなところを、小鳥が頑張ってくれて良かった。
小鳥のお母さん、ほんわかしててかわいいけど、さすがしっかりしてる!
巻数が進んでも、ラブ要素は薄めだったので安心しました。この三人の仲良しなんだけど、節度のある関係がいいんですよね。
なんか最初色眼鏡で見てしまってゴメンナサイ……って思います。
あとガリガリさん、マジガルのキャラなんだって、おまけマンガで初めて知りました……。なるほど! マンガリッツァブタさんかー。