色使いが爽やかで、季節感が素敵。梅雨の晴れ間のシロさんとケンちゃん。10巻の表紙と同じ傘だけどケンちゃんの髪型が違いますね〜。
こんないい感じの熟年カップルが表紙なんですが、実は今回はタブチ君回なのでした……。シロさん一コマだけ。
以下ネタバレありの感想です。
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「きのう何食べた?」93話
左の頬にくっきり手形をつけたタブチ君でスタート。
店の同僚たちも引いてます。
朝から平手打ちされて振られたタブチ君、スイマセン開店までに消えなかったらこれを話のネタにしますんで!と無駄に前向き。ダメージは特にない……みたいです。
歴代の彼女みんな年上の、弟属性のタブチ君もアラサーになりまして。年上と付き合うとなると、相手は30過ぎの微妙な年齢。そう、結婚を視野に入れたお付き合いをしたくなるお年頃。
タブチ君はまだしたくない。というわけで宗旨変えして「若い女」と付き合ってみたんですが……。
ガーリー系ファッションを好む20代の彼女、出勤前の姿を今日のコーデどう?こういうのキライじゃない?と可愛いの一言を期待して聞かれてるのに、
「え?うん!嫌い!」
と本音で答えてしまい、彼女の顔色が変わりました。
そこは適当に褒めとけばいいじゃん!というみんなの猛抗議を受けますが、訊かれたから答えただけ!と反省の色のないタブチ君。
顔はほんとに可愛いから褒めてるし、女の服の趣味なんかどーでもいい!勝手に着たいもの着ればいいだけのに、なんで意見を求めてきて期待通りじゃないからって切れるの⁉︎
まあ確かにその子の服が、女性は好きだけど男性は苦手な典型的なフリっとしたものなので、タブチ君の意見ももっともなんですが、ケンちゃんは彼女の気持ちわかる!と泣いてます。
「自分の好きな服を着てなおかつそれを彼氏にほめてもらわないと気分が上がらないのよ〜」
ケンちゃんのそんな場面今までに何度かありましたね。そんな時如才なく褒めてくれるシロさんに、心の中で改めて感謝してるケンちゃん、可愛い。
そう、逆に彼氏に今日のコーデどう?って言われても、どーーでもいい。って思っちゃってる女性も多いだろうから、やはり大切なのは思いやりですね。
そしてそんな優しいシロさんからメールで、お仕事相手と会食になったので夕飯いりません、と。
それを知ったタブチ君、うちにある明太子としらすで何か作って!矢吹さんちまで持ってくから作って!と、いつもの強引さで押して押して、ケンちゃん根負け。
パスタが食べたいとなると必然的に明太子スパ。
2人でわいわいと冷蔵庫の中のもので献立を考えます。
矢吹さん料理して!と押しかけてきたけど、普通にありもので自分で料理が出来るタブチ君。ケンちゃんに突っ込まれると、やりたい時だけやりたい派なの!やんなきゃなんないのはキライなの!と自己主張。
そんな2人が協力して出来上がったのは、
・ケンジ作:しらすとキャベツのめんたい(アンチョビ可)レモンパスタ
・タブチ君作:なすと豚肉の柳川風(ごぼうの入った卵とじだから)
キャベツスパいい!レモン味もおしゃれ!
おそうざいもなつかしい味で材料費も安くて簡単でいい!
とやっぱり興味のあることに対しては、人はすらすらと褒め言葉が出てくるもんですね。
シロさんにこのおそうざい教えてあげよと、語尾にハートマークのケンちゃんを見て、矢吹さんも年上の彼氏か、やっぱその方がラクかな〜と思い直すタブチ君。若い方が気楽そうって年下にしてみたんだよね⁉︎確かにお付き合いに「楽」は大事なことだけどさ……!
結局サバサバ系姉御がタブチ君のタイプみたいですね。なかなかいないけど。
やっぱ年上、いっそバツイチ、金には困ってなくて(金に困ってると結婚願望強そうだから)、子供が独立済みのシングルマザー(いっしょに住んで家事してもらいたいから)。
すごい条件出してきました。
うちの店の常連のお客さんにいそうじゃね?って。
未来の玲子さんがちょうど↑こんな感じ?
柱のアオリが「タブチ君のストライクゾーンかなり広そうでいて、ホントは狭いような……」ってなってますが、ほんとその通りです!自分を許容してもらいたいばっかりで、相手に合わせない(譲れない)人ですもんね。
次回は30号(6月23日発売)に登場。あ〜「モーニング」他に「インベスターZ」しか読みたいものがない!(−_−;)
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