バラ色の聖戦 86話感想 「Kiss」2015年9月号

[amazonjs asin=”B00ZD9EIGU” locale=”JP” title=”Kiss(キス) 2015年 09 月号 雑誌”] 海月姫とタラレバのW連載スタート!
表紙可愛いね〜とご機嫌で帰宅し読み始めてからやっと、今月「逃げ恥」がお休みなことに気が付きました……。8月号見たら、10月号に続く!ってちゃんと書いてありました。完全に勘違いでがっかり。
でも9月号は全体的に面白かったです。

以下ネタバレありの感想です。
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「バラ色の聖戦」86話

まずは一番面白かったこの作品から。
椅子をどうするの〜真琴〜!って心配してたんですが、真琴らしく、そしてカッコ良くキメてくれました。楽しかった!
ヴィーナスモデル総選挙のステージ。
まずは紗良から。
暗闇の中、靴音だけを響かせて現れた紗良は、まず観客席にいる自分の母親にライトを当て、次にベージュの水着を着た自分(ライトの眩しさで裸身に見える)が姿を現し、お辞儀して母親に産んでくれた感謝を伝えるというパフォーマンスを行います。
しかし、紗良の表現した「命のつながり」の感動?に沸く観客を見据えると、次は音楽もなく演技をするでもなく、ただ舞台上をゆっくりと歩くことのみで、自らの完璧な造形美を、モデルたちの頂点に立つというプライドを持って見せ付けたーーって、何書いてるのか自分でもわからなくなりますが、とにかく紗良の美しさ、誇り高さに観客からスタッフからモデル仲間からみんなが圧倒されたと。
信輝くんも大喜びだし、お母さんも感動の涙。
そんな中「ふっ」と笑って、
「あの子ったら……、ずいぶんお母さんにコビたことするのね」
と吐き捨てる紗良のお姉さんの腹黒さがすごい!さすがこやま先生、ぬかりなし。
まだまだ続くステージ。凄みさえ感じさせた紗良の後では、水着に合わせた明るいパフォーマンスが陳腐に見え(←衣装提供のセジュールさん可哀想)、モデルたちは苦戦しています。
そしていよいよ真琴の出番!
茜子と決意のハイタッチをして、折りたたみ椅子を肩に担いで真琴がステージに登場すると、例の記事を信じている観客からブーイング!でも真琴は落ち着いています。
ステージ場からカメラ席を見下ろし、たくさんのカメラマンの中から浅野を選び、手を取って一緒にステージに上げる。そして抱き合いキスしているかのようなパフォーマンス!
ネットで観ている子供達に、演技だからね!とおばあちゃんが慌てたり。
噂そのままに真琴は浅野を誘って写真を撮らせます。
そして今度はステージ上にこわーい顔をした茜子が登場!そして観客を沸かせたまま、真琴とキャットファイトに突入w何これ楽しい!
観客もこれってもしかしてあの記事を……?と騒ぎ始め、モデル仲間たちも感心する中、紗良は自虐ネタって……と自分の勝利を確信します。
ところが矛先が浅野に向かったあと、真琴は未練も見せずに、二人を残して去ります。残された浅野と茜子は微笑み合い、浅野が取り出した指輪ケースに喜びを見せる茜子。プロポーズ成功!と思わせた次の瞬間、茜子は美しいおみ足で浅野を蹴り倒します。
浅野が観客を笑わせた後、真琴と茜子が視線を交わし、歩み寄り……顔を見合わせたふたりはふっと笑い合うと肩を組み、明るい笑顔で観客に手を振るのでした。
そして指輪ケースを開けた茜子が、中に入っていた紙吹雪を散らすと、それはなんと週刊ダークの記事を切り刻んだもの。
痛快なパロディ劇に、ファッションショーなのになんとアンコールが!
茜子と真琴って本当は仲良いんだ。
やっぱりあの記事ウソだったんだ!
と観客に思わせることに成功し、見事真琴たち三人は汚名返上したのでした。
あ〜面白かった!真琴はドラマでも「カッコいい女性」で評価を得ていたこともあるので、この展開にすんなり納得出来たし、ほんと痛快で面白かったです。何より自分の想像をはるかに上回る面白い展開になったのが、読んでてほんとに楽しかったです。
久々に真琴(そして茜子)の逆境にもへこたれない、機転で人生を切り開いていくこの作品の面白さを堪能しました。まんがならでは!*(^o^)/*

10月号の感想はこちら

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