「Kissキス」2015年4月号 感想
[amazonjs asin=”B00T8257R2″ locale=”JP” title=”Kiss(キス) 2015年 04 月号 雑誌”]更新が滞っている間にも、花粉がいっぱい飛び始めましたね(>_<) 花粉症の皆様、2ヶ月一緒に頑張りましょう! 辛い時は面白いまんがに逃避するのが一番です。 今月の「Kiss」は「東京アリス」が(元々)お休みなのが残念でしたが、読みたい連載が揃っていて、ほぼ全部読めたので自分的にお得でした笑。 表紙は「こいいじ」。3月13日に一巻が発売だそうです。春らしい色使いの可愛い表紙!ちょっと地味だけど。 以下ネタバレありの感想です。
巻頭は「こいいじ」
まめが過去に一人暮らしをしていた時のエピソードが、ほんとにありそうなさじ加減で、読んでて超怖かった!相談する相手の対応によっては大変なことになると思うので、よろめく気持ちもわかるな〜。バツイチの河田さんとどうにかなるのかな?
「七つ屋志のぶの宝石匣」
今回はも〜何と言っても!志のぶちゃんが可愛かった!
出でくる宝石はアクアマリンで、かなりロマンチックかつ面白い話で良かったです。
超ださい質屋組合の草野球のユニフォーム姿でも、顕ちゃんはモテモテでした。
志のぶが顕定の婚約者っていうのは有名な話なんだなーと思ったら、寄って来る女性よけに顕ちゃんが志のぶを利用しているんですね。ヒドイ o(≧▽≦)o
前半の志のぶの言動がおかしいのは、単に「軍師萌ゆ」を見逃してイライラしていたからでなく、やきもちをやいていたからでもなく……。
顕定の高校時代の知り合いの夫婦の離婚問題に巻き込まれた二人ですが、そっちはなんというか奥さんがちょっと拗ねていただけで、本当にお似合いのいいカップルだったんですが、「婚約」に対する志のぶの気持ちを窺い知ることが出来てよかったです。
志のぶは顕定が可哀想で心配だし、いい加減なことしてたら傷付くし、でもやっぱり役に立ちたいんですね。ほんとに可愛いな!キュンキュンしました笑。
「東京タラレバ娘」
KEYの本名は鍵谷だそうです。本名があってよかった(^ ^)
三人目の小雪の話でした。「サバサバしたフリして本当は誰より生臭い〆鯖女」だそうで……。
ひょんなことから「呑べえ」の常連になった一般人のサラリーマン、年上の35歳が恋のお相手。ごく普通で少年っぽさがちょっと可愛い、感じのいい人……なんですが、既婚者。ただし別居中。見た目もごく普通な二人の、普通?な感じの不倫が始まってしまいました。……正直倫子とKEYはあり得なさすぎていくら漫画でもどうなの?と思ってましたが、こうしてごく普通の男女の恋愛(不倫)を東村先生の漫画で読んでもな……って思ってしまいました。やっぱり漫画的飛躍は必要なものなんですね。
香の元カレが予想を上回る軽いノリで再登場したのが面白かったです。
「逃げるは恥だが役に立つ」
(最初は恋愛のおいしいところだけほしかったのに…)距離をもっと縮めようとして焦っちゃったなあ……と落ち込むみくり。
そんなみくりを心配する百合は風見と飲んでいて、美味しいところ取りってその代償として深い喜びを味わうことはできないかも……といった話になります。
でもそれは個々の生き方の問題だから、満足ならそれでいいんじゃないかと。
一方みくりは平匤と話し合う時間を作り、彼のしたくないことを無理にさせる気は無いと謝り、ハグだけは続けたいと提案します。
「みくりさんが謝る必要はないです」
と平匡はハグをしてから自室に戻りますが、そのハグは今までで一番愛情の感じられないもので……。
平匡は自分に自信がなかっただけで、お互いに誤解しているだけのようなんですが。
次回表紙&巻頭で話が大きく動くのでお楽しみに!との柱コメントでした。
描線がきれいで画面がスッキリしているのでいつも読みやすいです。
百合と風見の会話がよく練られてて面白かったです。
「飯カレ」
新連載で、一挙2話掲載でした。
レシピ付きまんがが二本になるのかと思ったら、「オムニバスで描くほのぼのご飯」でした。二本のどっちも微妙なお話でした。悪いわけじゃないんですが、もうちょっと掘り下げてほしいというか、描けないならシングルマザーとか無理に描かないで欲しいというか。なんかモヤモヤしました。
「パーフェクトワールド」
年越しのため一緒に長野に帰省した二人。偶然つぐみの父親に会ってしまい、つぐみはいい機会かもと樹の足のことを家族に告げるが、気まずい空気に。
父は口を聞いてくれず、母からも将来の懸念を問いただされ、戸惑うつぐみ。
初詣では想いを確かめ合う二人ですが、つぐみを好きだった元同級生と再会し、東京で会おうと言われたり、樹の知り合いのヘルパーさんが超美人だと思ったら、私樹くんの心も身体も知り抜いてるのよって挑発されたり。
先月心が通じ合って感動!と思ったら、ものすごい波乱含みな展開でした。
「コミンカビヨリ」
扉のカラーが可愛い!
絵がかわいい。内容も可愛くて読みやすいです。恋人同士になってからも長く続く作風なんでしょうか?これからどんな展開があるのかな?また古民家にスポットあたるかな……?
「銀のスプーン」
前回怒りに任せて内容が薄い!って書いてしまいましたが、反対には今回は濃かったです。満足です。面白かった!!
バレンタインデーのお話。一応受験直前の調が中心。
アメリカ留学中のみゆきちゃんが楽しそうで、モヤモヤする調。フェイスブックをチェックしてはイライラし、受験を盾に家族に当たりまくりです。
美由ちゃんが星野くんに手作りチョコを!星野くん、以前美由のために勇気出して頑張ったもんね、良かったね。
カナと浩太の純愛も眩しい。他の子からのチョコは一切受け取らない浩太、かっこいい!
てっちゃんとルカは二人揃って貰いまくりです。それを見たマヤはせっかく買って来たチョコレートを黙って捨ててしまいました……。プライドが高いというか、とっても臆病で傷つきやすい人なんですねえ。
律ももちろんたくさんもらって来たのですが(義理)、受験前日の調にみゆきちゃんからの海を越えたお届けものはなく……。
ピリピリした調を優しく諭す律ですが、兄ちゃんもフラれたのに頑張ってるんだよな……と残念な方向に受け止められちゃってます。
受験が終わると無事にみゆきちゃんから航空便が届いて、愛も復活、志望校にも合格した調なのでした。
「ホタルノヒカリSP」
絵が苦手だし、前作もその前のもいまいちだったし、そもそも「ホタル」を読んでいないので避けてたんですが、今回のオタ会あるあるが面白すぎて。全然大丈夫じゃなくて、心の中で突っ込みつつ、猫とクラシックに逃げる部長が可愛かった。
「バラ色の聖戦」
真琴が有名監督の映画に大抜擢されて、そのお祝いで会った浅野さんとついに結ばれます。部屋に入るところを撮られたんですが、独身同士だしスキャンダルにはならないところですが、茜子と浅野の昔の関係を知った紗良がまた何か思い付いたようです。
今回淳司のその後が出てないので物足りなかったです。
「銀盤騎士」
心が練習中にカイルの足をよけようとして転倒し、助骨が折れる怪我をしてしまい、フリーを棄権せざるを得なくなります。カイルはわざとしたわけではなく、心もそれをわかっていて、カイルが責められるのを避けようとフリーに出ると言ったのですが、みんなに止められて断念します。
結果はエース抜きでもなんとか五輪の出場枠を3枠確保し、千登勢ともラブラブで、怪我も順調に回復。オリンピックシーズンが始まります…っと。
つい最近テレビで似たようなことを見ましたが、よくあることなんですね。スポーツは危険と隣り合わせですね。
「野田ともうします」
パンとかの袋を縛る針金入りのものは「ビニタイ」と言うんですね!使い道はこれでケーブルをまとめている人が多いみたいです。工作にも使えるようです。
しかし未使用のボールペンの先っちょに付いている玉は絶対なんの使い道もないでしょう!面白かったです。
漫画賞でデビュー決定した「昭和キャラメル日記」って面白そうだし、絵が可愛いので読んでみたいです。BELOVEっぽい気がしないでもないですが。
「コミンカビヨリ」は次回6月号、「七つ屋志のぶ」と「おひとり様物語」は7月号、「海月姫」はなんと掲載号が決まり次第お知らせしますって……。映画から原作を読み始めた人がガッカリするだろうに、いいのかな?
「七ツ屋志のぶ」を毎月……いやせめて隔月で読みたいです。
5月号の感想はこちら