「逃げるは恥だが役に立つ」30・31話 Kiss 2015年12月号 感想

[amazonjs asin=”B016XZ86I8″ locale=”JP” title=”EKiss 2015年12月号2015年10月24日発売 雑誌 (Kissコミックス)”] 今月の表紙、華やか!黄色が効いてますねー。「本家本元・契約結婚ストーリー」と大きく書いてありますが、ハーレクインファンに怒られそう(^◇^;)
11月号の感想書いたつもりだったんですが、「ラブリラン」しか書いてませんでしたね。
以下、ネタバレありの感想です。
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11月号 第30話 [迷える子羊]

平匡さんの会社の業務改革で、外部委託で部門縮小が決定し、転職組と残留組に分かれていきます。平匡さんは「結婚するんで」残ろうかと、とうかつな発言して日野さんに突っ込まれたりしてますが、実際転職する気はなかったんですよね。ところが転職組の沼田さんと話している内に、心が動きます。沼田さんの教えてくれた仕事内容が面白そうっていうのももちろんなんですが、
若い頃は承認欲求が強くまず自分ありきだけど、年取ってくると世の中や誰かの役に立ちたい、社会貢献がしたいと思うようになるよね。
という真面目な話が琴線に触れたからのようです。
迷いながら家に帰ると、可愛い恋人が出迎えてくれてひとしきりいちゃいちゃ。
みくりと思いが通じ合ってから、平匡の中で世界が一変したから、この生活を大事にしたいとも思う。迷える平匡氏です。
今回百合ちゃんは例のシングルファーザーとデート。
ギャラリーを回った後、エレガントなカフェでお茶。小学生の息子と二人暮しの、4つ年下のアートディレクター、礼儀正しくてほどよく砕けてて、中々いい感じだし、結構お似合い……と思いましたが、子どもが熱を出したと連絡が入ったため、食事をする間もなくおひらきに。
「久しぶりの大人デート楽しかったです」
相手が感じよくはにかみながらそう言って、対する百合ちゃんがなぜか驚いたように目を見開いているところで場面が転換。
ビルの中のエレベーターホールで偶然に出会う百合ちゃんと風見さん。早々に転職を決めた風見さんの新しい職場は、なんと百合ちゃんの会社と同じビルでした。
家も近所で職場も同じビル。
少し気まずい百合ちゃんに比べて、そんなに会いませんよ大丈夫!と風見さんは笑って請け合いますが、これは二人の距離がかなり縮まるのでは〜?
風見さんをランチに誘った百合ちゃんは、デートの顛末を語ります。
あなたは素敵で一緒に居て楽しいけど、自分に今必要なのはなりふり構わず子どもの母親になってくれる相手だから……と、振られてしまった、付き合ってもいないのに。
その人に惹かれたというより、そんな形の結婚もあり?と真面目に考えてた百合ちゃんは肩透かしを食らった形でちょっぴり傷心だったのですが、風見さんは思わず笑ってしまいます。
「なんかほっとして」
「なんであなたが」
「なんでなんでしょうね」
自分でも驚いたと。……風見さんの心がすごく変化してますね!この二人はどうなるんでしょう?
一方みくりはまだ、このまま普通に結婚すべきかと悩み中。
表紙を含めて24ページしかなかったので、風見さんの心境以外は大きな進展なし?

12月号 第31話 [急いては事を仕損じる]

平匡さんの会社では、今回かなり転職者が多いので送別会もまとめて……という話が出たり。辞めていく風見さんの、新しい事をしてみたくなったという言葉に、平匡さんも内心共感しているのですが、一応妻帯している身なので、今回は見送ろうと決めているようです。
「誰かと暮らす幸せ」今の所人生最大のこの選択に、平匡さんは満足しています。
ところが。
成り行きで沼田さんの転職先の人と三人でビジネスランチになった時、この青池さんという方の話がものすごく平匡をわくわくさせるわけです。
「新しい仕事」のアイデアを持った人を、それを利用したい・支援したい人とマッチングさせる。一つの新しい仕事からは、必ず関連した仕事が生まれ、雇用が増え、社会が活性化する。
どんどん引き込まれていく平匡を気に入ってくれた青池さん、
「うちで働きませんか。そして速くて効率的で美しいシステムを組んでくれませんか」
この口説き文句に、平匡さんはどうしようもなくときめいてしまいました
帰宅後、みくりに転職を考えている事を告げ、入籍の件は落ち着くまで保留してもいいでしょうかと頼みますが、ずーっと悩み続けているみくりにとっては渡りに舟。願ったり叶ったり。笑顔で快諾するみくりにお礼を言う平匡ですが……二人の気持ちがすれ違ってますね〜。
みくりは一息つける!(籍を入れるという)重大な決断を避けられた!とご機嫌ですが、平匡は年収が下がるかも……という最大の懸念事項を、みくりが広い心で受け入れてくれて、それどころか励ましてくれたことに感動してます。
かくして平匡は転職を決断し、次のステージへと駒をどんどん進めていきます。
まずは転居。みくりに提案した時にはすでに物件のあたりもつけてあり、さらに住民票を移すならもう籍を入れませんかと急展開(みくりにとって)!
なんと!婚姻届も貰ってきちゃいました!♡
……頬を染めて婚姻届を見せる平匡を可愛いと思う余裕は、みくりにはなく。
証人を依頼する人物にまで言及されて、みくりは待ったをかけます。
急に色々言われても気持ちの整理が出来ません!
じゃあ順番に。まず入籍して、次が引っ越し。
みくりはもう限界で、
「ちょっと距離を置いてもらえませんか」
平匡の目を見ずに、そう口走ってしまいます。
別れようってことかとパニックになる平匡に、それは否定して、1ヶ月の猶予を求めます。
一回離れて自分の人生を見つめ直したい、仕切り直して納得の行く結論を出したい!別々に住むけど、週末は一緒に過ごすし、普通の恋人同士と何も変わらないから。
平匡を不安にさせてまで、一人で考えることに意味があるのか、けれどどうしても今流されるままに結婚してしまいたくないみくりなのでした。

は〜なるほど。どんな結論が出るんでしょうね??平匡さんが絵的にお若いので忘れがちですが、結構年の差がある二人なんですよね。若いみくりがいろいろ模索したい気持ちもわかるような、わからないような。
平匡さんの転職にまつわるアレコレは楽しく読めました!もう来週には続きが読めますね♡

2月号の感想はこちら

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