10月の上旬、広島市東区の「牛田総合公園」に秋のバラを見に行ってきました。
ローカルな話題(^^)
スポーツセンターの裏山にあるんですが、小さくて綺麗なバラ園です。休憩所もあります。
春に比べて、日曜日だったんですが、まったく人気がなかったです。うちと入れ違いに赤ちゃん連れの若夫婦が一組、仲良さそうな老夫婦が一組だけでした。
あまり咲いてないようにみえますが、赤・ピンク・白・黄と咲いてます。
バラと言えば思い出すのが、北原白秋の詩。
薔薇ノ木二薔薇ノ花咲ク。
ナニゴトモ不思議ナケレド。
この詩を初めて目にしたのは、その昔「LaLa」で木原敏江先生が描かれた同名の読み切りでした。内容は覚えてないんですが、洒落たラブストーリーだったはず。「エイリアン通り」目当てで買い始めたけど、大人っぽい雑誌で意味のわからない漫画も多かった、そんな思い出。
今タイトルと木原先生のお名前で検索すると、すごいことになってた(笑)「摩利と新吾」も懐かしい!
夕闇に透かし見るなり薔薇の花いまだ生まれぬ世界のごとく 与謝野晶子
そうび散る君恋ふる人やまひして密かに知りぬ死の趣きを 与謝野晶子
バラは出てきませんが、坂田靖子先生の「バジル氏の優雅な生活」シリーズの後期の作品「廃園の秋」。何度読んでもうっとりしてしまいます。扇が落ちたのはたまたま?それとも賭けだったのか?ミステリアスな人妻に進んで翻弄されるバジル氏が格好いいです。
カーテンのすきまから射す光線を手紙かとおもって拾おうとした 早坂類
秋のバラはやはり寂しい感じですが、そこがいいですね。