「総天然色バカ姉弟」1巻 感想 おねいちゃんが帰ってきた!

[amazonjs asin=”4063930726″ locale=”JP” title=”総天然色 バカ姉弟(1) (KCデラックス ヤングマガジン)”] まさかご姉弟と再会するとは!

今日いつもの本屋さんの新刊台をなんとなく眺めていたら、この一冊が平積みにされてまして、あ、これはアレだな、新装版だな……厚さも同じで新装版か、逆に珍しいな……と思って裏返したらなんと!新刊だったのですよ〜。゚(゚´Д`゚)゚。
帯にめっちゃ丁寧に書いてありました。

「総天然色」のマークをつけて、バカ姉弟が帰ってきました。
本書は単行本が第5巻まで発売となっている『バカ姉弟』の続刊で、単行本未収録のままとなっていた話数と、2016年から月刊ヤングマガジンで連載した21本のお話で構成されています。
YMKC『バカ姉弟』第1巻と本書は内容が違いますので、ご注意ください。

……だそうです。懇切丁寧な帯。月刊ヤングマガジン(毎月20日頃発売)にて、のびのび連載中!とまで……すごい行き届いてる!おかげで安心して買うことが出来ました。レジに並んでからお値段見てちょっと怯んだけど、無事に手に入れることが出来ました……ありがとう、ヤンマガ編集部の方。ヤンマガに月刊があるなんて初めて知りましたよ、ええ……。

以下ネタバレ?あるかな?の感想です。
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「総天然色バカ姉妹」1巻 安達哲

JKおねいは後光が差しています。可愛い、ものすごいかわいい……。
全然変わってないと一瞬思いましたが、絵がきれいになってますね。
でも志津香さんは相変わらずお美しくて、教育熱心で素敵❤️もう、旧作の時から大好きです!!
かえでちゃんのひいおじいちゃんは苦手キャラなのに、こちらも相変わらずレギュラー……でもかえでちゃんと美人介護士さんも出てたからまあいいか。
10年前と同じキャラ、同じ顔ぶれに安心して嬉しくなるって、完全にリバイバル商法に飲み込まれてます。今年だけでもう3回目(;´д`)
本作も5巻で完結した時は寂しかったけれど、大きくなった御寧莞ちゃん・純一郎くん・志津香さんで区切りはついたと納得してましたが……でもやっぱり続編・完全新作は嬉しいです!

『育児』
志津香さんの(さあ、しつけないと……)がすべて!呼ばれてすぐ来るけど、思い通りにならないご姉弟も。色も鮮やかで、書き込みも細かくなってきれいですね。
『若者たち』
そうそうこういう話だった、「バカ姉弟」って。ご姉弟のおかげで近くにいる人がちょっと幸せになって、生きるのが楽に感じられるようになるの。懐かしくてかわいいお話。かわいいカップルで読んでるこちらも心が温まります。
『クマリ』
相変わらず付き合いとノリが最高にいいおねいちゃん。ウザい年寄りに付き合ってあげてエライな。仲良しだ。最後に「ちょ長寿世界一だよっ」って一生懸命に訴えてるおねい、可愛くていい子だ……。
昔新聞のコラムで読んだんですが、子どもたちからイエス・キリストにあてた質問集というものがあり、その中にこんな一節があると。
「親愛なるイエス様。人間を死なせて新しく造るかわりに、今いる人間を長持ちさせたらどうですか」
その通りだと一同、しんみりしてしまった。と締められていて、心に残るいい文章だったんですが、おねいが言ってるのもそういうことですよね。
『しがらみ』
おねいのために用意された布団かわいいなw いやいや添い寝する70ページの6コマすべてかわいい。腕が小さすぎるのも、眉間のシワも、鼻ちょうちんも、薄目開けてるのも、逃げ出そうとするのも、すべてかわいい。そして買収される美人介護士さんはいいキャラだなー。
『美容師』
理髪「ゆり」が健在で嬉しい。
『ホタルイカ』
13ページもの長編。ホタルイカ美味しそう。お腹光っててかわいい。
弟をも欺くおねいの変装がすごい。そんなことでそうなるんだ……!という。
「そんなことないよ!」とむくれた横顔が子どもの頃のままでかわいい。10年以上たっても志津香さんもきれいだし、おねいの制服姿を拝めて眼福。
『くるまろ』
ランドセルのおねいがかわいい。素直に習い事を頑張っていてえらい。冬のおふとんは最高ですもんね。
『農作』
何度予想を裏切られても毎度夢見がちな志津香さんが様式美。そして可愛らしい。(インカ帝国みたいな食事…)と思いながらも、何も言わず食べてます。

もうかわいい連発してますが、ほんとに可愛いからしょうがない!以下続刊とのことで嬉しいです。月刊誌に連載で一年に一回コミックスが出ればいい……のかな?
こんなこと言ったら失礼かもしれませんが、全然劣化してないですよ!続編ってやっぱりそこが怖いんですが。絵もきれいになってるのに違和感ないし、お話もちゃんと面白いです。ご姉弟の濃密な親密さは少し薄れてしまったかな、という気はしますが、おねいが世界に羽ばたくのがわかっている今ではそれも致し方ないかと思えますし……。
前作と違って装丁のクレジットがないんですが、手書き(風?)の題字も、茶色い遊び紙や、一見無駄なような章ごとのタイトルページもかわいくていいです。

しかし今日本屋さんをうろうろして見てよかった!リアル書店はこういう出会いがあるからいいんですよね、やっぱり。

安達哲先生の作品は「キラキラ!」と「バカ姉弟」しか読んだことがありません。他の御本は内容だけは知っているけど好みじゃないので、多分これからも読みません。
それくらい「キラキラ!」が好きでハマりました。読んだのは総集編なんですが……
あのラストシーンは本当に素晴らしい。それと失恋した恵美ちゃんの挨拶のシーンは青春漫画史上に残る名場面だと思います。
おねいと恵美里は似てるよねえ、といつも幸せな気分で読んでます。

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