彼岸花の群生地に行ってきました

シルバーウィーク、半分は仕事に行ってましたが、涼しい秋に大型連休っていうのも良いものですね。
広島県三次(みよし)市にお出かけして来ました。

吉舎町辻の彼岸花群生地。地元の方が長年手入れされていて、9月中旬から見頃を迎えるそう。
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看板を頼りに探していましたが、車が路肩にたくさん停まっているのですぐ分かりました。特に駐車場はないので、邪魔にならないよう気を付けて停めさせてもらうしかないようです。
鮮やかな赤にテンションが上がります。
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羊歯の緑も鮮やか。絶好の撮影日和とあって、ほほ全ての方が立派なカメラで撮影に没頭されています。

川に逆らひ咲く曼珠沙華赤ければせつに地獄に行きたし今日も 寺山修司
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どことなく不気味で不吉な花。
これだけあるとそういうイメージも吹き飛んじゃいます。朝の光とたくさんの素人カメラマンのせいでしょうか。全くもって健全に綺麗です。みんな楽しそう。

曼珠沙華抱くほどとれど母恋し 中村汀女
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曼珠沙華咲いてここがわたしの寝るところ 山頭火
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曼珠沙華一むら燃えて秋陽つよしそこ過ぎてゐるしづかなる径 木下利玄
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午前9時という時間帯のせいか、子どもはいなくて熟年夫婦が多かったです。
簡易トイレが設置されていて親切。歩く距離も大したことなく、落ち着いて見ることが出来ました。

ここ以外にも三箇所くらい近くに見所があるんですが、通りかかった親水公園の方は花の色が白く褪せていました。意識したことなかったんですが、咲いたと思ったら結構早く色が抜けてしまっているので、彼岸花の見頃は短いんだなと感じました。

最近読んだ漫画でこの花が出てきたのは、高河ゆんの「LOVELESS」。
11巻、立夏と草灯のお墓参りのシーン。グラデトーンに削りが綺麗です。表紙用の一枚絵も線香花火みたいで素敵。
今読み返してドハマり中です。8巻で稀代のトラウマ本について滔々と語る清明の不気味さにノックアウトされました。完結する・しないは大した問題ではない?と錯覚してしまうほどの名台詞・名場面の宝庫です。楽しー!
ファンブックも買ったんですが、先生のインタビューは結構衝撃でした。
・草灯はもともと「薔薇」の音読みだった。←止めたなるしま先生GJ!
・清明が立夏に酷いことをするのには、理由らしい理由はない。
二番目が特に驚きました。税抜き741円でなかなかの充実度でしたよ!

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