「Kiss」2015年9月号 感想2 ラブリラン

「ラブリラン」8話

2ヶ月ぶりの「ラブリラン」。まだ8話!2巻が出るのは来年ですかね〜。みなさん、読み飛ばさないように要注意です!

以下ネタバレありの感想です。
[adchord] 前回はサヤカが玉砕したものの、町田くん……ほんとはデレてるんじゃないの?どうなの?!と疑惑を残したまま終わったんですが。
今回いきなりサヤカが荷物をまとめています。暇が出来ると町田くんの拒絶を思い出して悲しくなってしまうので、気を紛らわせるためも荷物の整理をしていたのですが、玄関で町田くんとはち合わせ。
サヤカは一生懸命、あと少しで出て行けるから迷惑をかけないようにすることを伝えようとするのですが、町田くん、俺が友達の家に泊まるから気を遣う必要はないと、出て行ってしまいました。目も合わせず。
サヤカは引き止めることもできず、考えます。
思い出した記憶は付き合い始めた頃のことだけ。
町田くんの言う「うまくいかなかった」時期の記憶がないから、私だけ気持ちの整理が出来ない。好きだって言ってくれた時の顔を忘れられない。
このまま吹っ切ることが出来なければ、前の自分と何も変わらないと、逡巡するさやかに、鷺沢からメールが。大事な話があるからと。
デートの当日は車(レンタカー)でお迎えからのフレンチ。予想外のことに戸惑うサヤカ。
自分の手掛けた仕事が上手くいった「お祝い」という主旨だったようで、嬉しそうな鷺沢に、サヤカは「他に好きな人がいる」と言いづらくなります。
ここでもまた迷うサヤカに、鷺沢が明るく笑いかけます。
このWebサイトのデザインコンペに通ったのは、サヤカの協力のおかげもあるから、と。
3ヶ月前。頭を打つ直前。
眩暈を覚えたサヤカにフラッシュバックするのは、以前から断片的に脳裏に浮かぶ、ホテルの部屋と裸の男の人……あれは鷺沢くん?!
ここまできてもどうしても記憶の戻らないサヤカは、鷺沢に記憶障害のことを打ち明けます。
一瞬言葉に詰まる鷺沢ですが、サヤカに懇願されて、あの日の出来事を語り始めます。
仕事の資料を借りるため、映画祭の後初めてあったサヤカは様子がおかしかった。
服装もいつもと違うし、コンタクトにしてるし、何よりひどく泣いた跡があった。聞けば「同棲してる彼氏と…ダメになって」とまるで予想外の返事。荷物を抱えてビジホに泊まるというサヤカを放っておけず、仕事のネタ出しと行って連れ回した。趣味が合うだけあって、サヤカは作業に熱中し、一見元気が出たように見えた。純粋に作業のために、サヤカが泊まる予定だったビジホへ行って、カタチになったのは深夜。ただ雑魚寝して、朝が来れば二人とも仕事へ行くはずだったのに。
午前4時。
サヤカは鷺沢のおかげで一時でも辛いことを忘れられたし、鷺沢はサヤカがちょっと会わないうちに変わって魅力的になったと感じる。
すごく楽しかった。お互いにそう伝え合って、自然にキスをした。それで……
「分かった もういいから」
鷺沢の言葉にかぶせて遮るサヤカですが、実はわかってません。
(鷺沢くんとヤッた…?!)
って全く思い出せてないじゃん!
いくら町田くんとダメになってたからって、そんなのあり?自分がわからない!
町田くんはこのこと知ってるの?と混乱するサヤカ
マンションまで送ってくれた鷺沢は、そんなサヤカに改めて自分の気持ちを伝えます。
ホテルに行った時、元カノとまだ続いてたし、友達なのにあんなことして連絡が取りづらかったけど、またサヤカから告白されて嬉しかった。結局元カノと別れて、今はサヤカだけ。
初めて見る表情、真剣な想いに、サヤカは胸を打たれます。中途半端じゃいけない、早く思い出さなきゃ。決意を新たにするサヤカを、鷺沢は強引に抱き寄せて、キスします。
あの日のことを思い出せなくても、今から始めよう、と。
戸惑う以外にないサヤカの目に、町田くんの姿が……。
ばっちり見られてました。お約束。町田くん、無表情。サヤカ、流されすぎじゃない?
次回は11月号ですよ〜生殺し(T_T)

今回も長々と書いてみましたが……ぶっちゃけ鷺沢では萌えない!やっぱり町田くんじゃなきゃダメ。ドラマみたいな素敵な展開も、あの殺人的な照れ顔がなきゃつまんない!!と、「ラブリラン」の魅力を再確認したのでした。次回に期待です。

11月号の感想はこちら

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