「地獄の沙汰も彼次第」
巻頭カラーで秋里和国先生の新連載です。
身長170㎝でDカップの美女、お仕事は出版社のカメラマン。女を捨てて戦場を駆け回り、自慢の美脚はいつもあざだらけ。そんな主人公、30歳の野々瀬ののか。
密かに想っていた他社のカメラマン、戦友の裕様に彼女がいると知ってショック!
京都の実家は敷居をまたげないし、六道珍皇寺の小野篁に、地獄に落ちないようにお願いに行こう!
……主人公に共感ポイントがない。裕様の良さが分からない。小野篁のヴィジュアルが微妙。そして、また京都。
でもテンポは悪くないし、このカラッとしたノリは「キライじゃあない」←裕様の決めゼリフ。
面白くなってくれることを期待します。
「7SEEDS」
キャラが全員集合で、見取り図も出たし、話も(多分)進んでいて面白かったです。
「AWAY」
最終回でした。某所でネタバレを読んでいたので、何とか受け入れられた感じです。
びっくりしました。
7月号は河津さんが超カッコよかった!大人以上に節度があって、分析能力も判断力も人並み以上なんだけど、その容貌と内面のわかりにくさ、カリスマ性が低いことなどが、余すところなく描写されていて、人間観察の鋭さに今更ながら感動を覚えます。
一紀の妊娠も最初は驚いたけど、何度も読み返していると、説得力があるんですよね〜。3年も待てない一紀の気持ち。「AWAY」はほんとキャラ同士の会話が面白かったです。だからこそ最終回は微妙な気持に……。
しかし世代交代してもAWAYの世界は良く持ちこたえてるな〜と感心しました。高3とか言ってるけど、教育はどうなってるんでしょう。唯一の大人・八神さんがどうなったのかも気になりますが……。
9月発売の2巻が楽しみです。萩尾先生のちょっと懐かしい感じのSF描写、大好きなので、もっといつまでも読んでいたかったな〜。またフラワーズで次回作が読めますように!
「金の国水の国」
第4話なんですが、長くなった分印象が散漫に。1話を読んだ時に、TONOさんの「砂の下の夢」みたいな寓話的な話かな?というこちらの勝手な期待も良くなかったのか、今のところ流し読みです。愛だの水だの言ってるところより、「お帰りお待ちしてたんですよー」の方を大ゴマにしてほしかったような。
期待値の分だけ辛口になりますね。こういう世界観が好きな方にはたまらなく面白いんだろうとは思います。
「月影ベイベ」
や、やっと告白した〜!長かった!
冒頭のおわら5可愛いな!光の妄想も良し。
おじさんも新しい恋の予感?しかしもてもてなのにいつも鈍感で、甥っ子でなくともイラっとするわ!気持ちわかるよ、光!
しかし、橋の上、夏の夕方の月、空のグラデーション、制服と完璧なシチュエーション!素敵すぎる。萌えました。でも来月から休載!!
小玉先生ご出産のため、復帰は今冬の予定だそうです。
直筆カットのおチビ螢子&光が可愛い!
「エンジェルトランペット」
シンデレラのすみれちゃんの告白と、沖田さんの表情が最高でした。生きてて良かったの回でしたね。面白かったです。
「グレさんぽ」
猫の文化史?めちゃめちゃ面白かったです。3回くらいこのテーマでも良かったのに。猫の良さ、猫好きの人の気持ちが伝わってきました!あ、でも名古屋に深く分け入って行くなら確かにそれも読みたい。コミックス出たら絶対買おう!って思いました。
ちなみに私は犬よりは猫、その程度なんですが、浮世絵の猫がそれだけ素晴らしいってことなのかな?ものすごくグッときました。
新人さん?の作品もどちらも良かったです。
どちらも好き嫌い分かれる絵ですね。
来月号は満を持して、絹田先生の「重要参考人探偵」が新連載です。……一巻買って読んだんですが、コナンも苦手だし、とにかく毎回死人が出るのがイヤですよ〜。・゜・(ノД`)・゜・。でも日常の謎に3人も探偵いらないし、イケメンが3人出てるのが肝だからしょうがない……。出来るだけ猟奇的じゃない感じを期待します。
波津先生は「ふるぎぬや」が再開!ってことだから、毎回載るのかな?楽しみです。
9月号の感想はこちら