3月28日発売の5月号の感想から行くことにしました。やっぱり順番に♪
57話の表紙は沙羅と梅壺様でした。帝の女御と尚侍が扇を広げて共演なんですから煌びやかな一枚になるはずが、梅壺のキャラのためにおどろおどろしい雰囲気なのもご愛嬌(^^)
以下ネタバレありの感想です。
「とりかえ・ばや」episode57.心鬼(こころのおに)
実は「心鬼」に振ってあるルビが小さすぎて読めなくて、今までだったら5分くらいイライラするところなんですが、母の日用グッズの中で見つけたサンスター文具のマスカラ風ルーペ・ルッキーネのおかげで、今日は難なくクリア! わーい、便利。宣伝ではありません\(^o^)/
左大臣が何者かに襲われた! 危機を救ったのは睡蓮(沙羅双樹の右大将)!
父を背中に担いだ睡蓮を迎えた左大臣邸は大わらわ。
睡蓮の母は嬉し泣き、沙羅の母は左大臣の怪我に血相を変え、弓弦親王は柱の影からそれを見守っています。
そのことを知らせる文に、良いことと悪いことが同時にーーと睡蓮の帰還を手放しで喜ぶことの出来ない沙羅を主上が気にかけている。と、そんな状況です。
結局犯人は取り逃がしたため、銀覚の手の者か、それとも政に不満のある分子か……と宮中には不穏な噂が広がっています。
この日は射場始めの儀式です。毎年十月五日に行われていた弓術始の儀式だそうです。2月号で七夕デートしてたから、いい感じに作中の時も進んでいますね〜すごい!
儀式の準備中、満を辞して華麗に睡蓮が参上! 衣も爽やかに凛々しく美しい。
「雄々しい」「重々しい」と口々に褒めそやす人々の間を堂々と通り抜け、帝にご挨拶。この時、右大臣の娘婿として生き生き活動中の石蕗氏が、心配してたけど元気そうで良かった…!とひそかに感激しておりますw
鞍馬山での武勇伝、左大臣の危機を救ったこと、主上は一つ一つを上げて褒め、労いますが、相対する睡蓮はまだまだ少し緊張気味。
そこへ肩の傷のことを尋ねられ、睡蓮は言葉に詰まります(こんな重要なことを引き継いでないのがいかにも沙羅らしいw)。
助け舟を出してくれたのはなんと石蕗。石蕗の口添えで話を合わせることが出来た睡蓮ですが、主上は「当事者にしか知り得ないこと」に話をシフトしてさらに睡蓮を追及。
主上の意図もわからず、もちろん質問に対する答えも持ち合わせない睡蓮が返事出来ずにいると、沈黙が続いて話が終わったと判断したのか、右大臣が割って入ります。
昨今の流行病のせいで人手が足りない折、右大将にも早速本日の儀式に加わってもらいましょう、と。
いや私は弓矢は不得手で……と、練習不足の睡蓮がまた困り顔になるのを見て、とにかく右大将が気になる石蕗、肌脱ぎの自分や周囲の格好に気付いて、
(まずいっ。双樹に胸をさらさせてはならぬ!)
ほんとは女の子なんだから〜☆って、血相を変えて怪我の右大将にはまだ無理です!と庇ってくれました……。あ、とりかえの誤解、ここにもまだ生きてた〜!
主上も納得してくれて、裏側で睡蓮は一応お礼を言いました。あくまで義理の姿勢で。兄としてこの男が妹に与えた苦痛の恨みはまだ忘れていませんが。
公人としてのみ付き合いましょうと釘を刺す睡蓮のことを石蕗は未だに沙羅と思っているので、今後また一悶着あるのかどうか……?
夜更けて朱雀院の一の姫様から文を頂き、あの方の評判をおとさぬよう慎重に振る舞わなくては……と自戒しつつ、実に嬉しそうに文を開けた睡蓮の顔色が変わります。
主上が兄妹の入れ替わりを疑っているとの内容でした。ではお側にいる沙羅も主上の追及を受けて……? と悩みを深める睡蓮です。とにかく真面目だからよく悩んでるw 頑張れ、睡蓮!
睡蓮の宮中復帰により、面白くないのが梅壺様。
やっと我が父右大臣の天下になったかと思ったのに、沙羅双樹が帰京しすぐに右大将に復帰とは! 主上はあの二人の罪を確かめ、左大臣家を罰すると約束してくれたのに(してません)、未だ尚侍は大きい顔をして主上のお側にお仕えして……。
「…許せぬ!」
今回は後半にキャットファイトが組まれているので、そちらがボリューム増となってました。それにしても睡蓮と石蕗、もし普通に出会っても仲良くならなそ〜相性わるそ〜(^^)