「恋と軍艦」最終回 なかよし6月号 ネタバレ注意!
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みなさま、こんにちは〜♪( ´▽`)
一ヶ月ぶりに復活しました。
でも遊んでいたわけではないんですよ!サボっていたのではないんです!まんがも欠かさず読んでいました(^ ^)
というわけで、「恋と軍艦」の最終回です!
まさかこの6月号で最終回とは、びっくりしました。「なかよし」表紙に最終回とか何も書いてないどころか、なんのアオリも小カットもなし( ;´Д`)
掲載順も後ろから3番目で、もちろんカラーもなし……。
扉には「四年以上もおうえんしてくれた みんな、ありがとう‼︎」ってあるけど、あるけど〜。
でもまんがは面白ければそれでいいんですよ!以下ネタバレありの感想です。
最終回ですのでコミックス派の方は気を付けて下さいね。
ざっくり言うと、陽にとって香菜は人生を変えた天使。
香菜はいつでも夢見がちな楽天家で。
晶は入市さんに見守られて、夢に向かって突き進む。
いいですね……なんとも爽やかなラストです。
大人組はというと、まず入市さんが町を去ってしまっていて出番がなかったのが非常に残念なんですが、まさかとは思ったけど、町長さんが町を捨てて愛に生きるとは!
少女漫画の文法からしたら当然なんですが、あれだけ香菜たちと対立したのに、結構な分量を町おこしに割いたのに、何ともあっけない幕切れでちょっと残念でした。
でも愛という観点からは満足なんですけどね……(*^^*)
最後の方やっぱり入市さんがいじらしいというか、可愛くなってしまったので(ここ自分的に作者の思う壺って感じでちょっと悔しかったりと複雑な乙女心だったんですが)入市さんが独りで生きていかなくていいのは嬉しいですね。
本編扉から、一コマ目です。フィナーレなのに……。
陽くんがレインコート姿で、中学校に避難しよう!とトミエおばあちゃんを説得してます。
前回までのあらすじによると、小舟町を爆弾低気圧が襲い、天候が大荒れ。陽は村外れに住むおばあさん(トミエさん)の様子を見に来た、と。なるほど……。な、何か先の展開が読める感じですね(;^_^A
香菜は家で窓から雨を見ながら、遊びに来ている?晶に不安を訴えます。
陽くん、家にいるかな?山手の陽くんのおじいちゃんちに様子を見に行ったりしてないかな?と。
香菜の不安が移ったおばあちゃんが電話をしてくれて、今まさに陽が危険な場所にいることが判明します。
陣頭指揮をとり、避難を促して回っていた町長さんもトミエさんのお宅へやってきて、一旦は外へ出ましたが、おじいさんの位牌が……というトミエさん。町長が制止する間も無く、家へと戻っていく陽に地響きが被さります。
一方香菜はもちろん家を飛び出して、晶もそれを追いかけます。
救急車のサイレンが響く中、現場に着いた香菜の見たものは、ほぼ全壊の家屋。
「陽が中に!」という叫びを聞いて、消防団の制止を振り切り駆け出した香菜。
声を限りに呼び止めようとする晶ですが、もちろん香菜の耳には入ってません。
松木さんもこの場に居合わせていたのですが、香菜の愛の力(というか無謀さに?)に圧倒された模様。ふたコマで三角関係に決着が着いたようです。
懐かしの「っポイ!」の最終回も確かこんなでしたね。あの時も最後の最後でこれ〜?っと思いましたが、一応陽は地元愛に溢れた少年ということが今まで描写されて来ているので、まあ許容範囲です……。
香菜が助けに(!?)来ちゃった時の、町長と陽のがっかり感が可笑しかったんですが、バカ!って言われても、とにかく生きることだけ考えてる香菜のたくましさ、そこが香菜のいいところ、なんですよね。
三人が瓦礫の中で寄り添っている一枚絵、気を失っている香菜を抱きしめる陽、この2ページは絵も綺麗で素敵でした〜(^ ^)
雨は上がり、入院している町長の元を、反町長派としてリコールを進めていた町民たちが見舞いに訪れます。命懸けで町民を守った姿勢が見直されたのでした。
リコールは中止になりましたが、山下は町長に引退を進めます。あなたの仕事はもうここにはないからと。
あれ?せっかく和解してこれからなのにそう来る⁉︎って思うんですが!
山下は身を切られるような辛い想いを押し殺して、町長に入市さんの現住所を書いたメモを渡すんですね。(そんな恋愛脳でいいの?って感じですが……)山下が病室を出て行った後も、一言も発しないまま、食い入るようにメモを見つめる町長さん。窓の外に広がる町を今はもう見ることもなく。
小舟町に桜が咲いて、過ぎ去ったこの一年を香菜はなつかしく振り返ります。
入市さんに続いて町長さんもいなくなってしまいましたが、晶と陽がいます!
少し大人になった三人が想いを語り合うエピローグ。
三人が可愛かったので満足です。
山下くんが(町長に)失恋か……と想いをかみしめたりすることからも、「なかよし」では浮いていたかなと思いますが、人生って考え過ぎずに、どんどん元気よくやっていって、あとは運や巡り合わせにまかせるのがいいんじゃない?というメッセージが伝わるいい作品だったとおもいます。
本編はこれで大団円ですが、あと2回「篠原のへっぽこ漫画道編(仮)」(西先生)、晶がまんがをがんばる番外編「恋と軍艦 アナザー」(編集部)が載るそうです!同じ予告なのにずい分違って聞こえます(^ ^)
最終巻はそれ以降ってことですね、楽しみです。