「銀のスプーン」
やっと大本命にたどり着きました。
今月は表紙・巻頭ともに「銀のスプーン」です。ドラマとコラボ!6月1日からなんですね。楽しみ!
結局タイトルはサブタイトル扱いなのかな?色々と紛らわしそうですもんね。
巻頭カラーページに律役の高杉真宙(まひろ)さんのインタビューと、小沢先生の漫画でドラマ現場ルポがありました。高杉さんは18歳だそうですが、スウは律っぽくていい!と思いました(^^)ドラマを見るのが楽しみです。
でもでも本編では大変なことが起きているんですよね!
以下ネタバレありの感想です。てっちゃんとルカがスタンプラリーをした回の感想は書き忘れたかな?と思うんですが、とにかく、二人がとってもパパと息子っぽくてあったかいお話があってからの、大波乱なのです。
6月号は66話目。
いつもの律たち大学生3人組が、たまたま通りかかったてっちゃんのバイト先の居酒屋で夜ごはんに。
「どういう知り合い?」
「産みの母が今つき合ってる人」
「へえ」
最初は色々と衝突もしてたのに、今じゃすっかり仲良しで、いいなぁこのさり気なさ!
イケメンてっちゃんが芸人と知り、優と斎木二人共が、そういや見覚えあるような。テレビ出てた?と首を傾げますが、印象は良かったんです、この時点では。
店を出てから、まず優が思い出します、ラブホの入り口で見かけたんだと。イケメンが不釣り合いな女の子を連れて、手にした紙袋には大量のネギ。それが強烈で覚えてた。
真顔になった律に、優はあわてて訂正を入れます。
多分他人の空似。ネギ男はバンドマンだよ、ギター背負ってたから。
……てっちゃんの芸がギター漫談であることを、優はもちろん知りません。
てっちゃんは芸人の仕事だけでは食べていけないので、商店街のイベントの司会をしたりもするんですが、追っかけの女の子二人組が来てくれていて、その内の文名さんという子が今までも米や野菜を差し入れしていて、てっちゃんとつながっていると。しかも!多分!妊娠している……!
今までになく冷たくあしらうてっちゃんはまだそのことを知りません。
家に帰って日本酒を使ったしゃぶしゃぶで一家団欒して、プロポーズの計画を練り。マヤも怖いくらい幸せで。
「一見クズだけど実は マジメって思わせて、その正体はやっぱクズ」文名だけじゃなく、他にもいて、女が出来たからみんな切られてるんだよーー
多分的を射ている友達の言葉にも、文名はてっちゃんをかばいます。
なんとも皮肉な、容赦ない展開。ショックですよー。まさに一見クズなのに実はマジメって、てっちゃんのこと見直してましたよー( ; ; )律もこのことを知ったわけではないんですが、優の話が気になって、せっかく眉間のシワが取れたと思ったのに、また悩み始めました。
第67話
マヤが初めてステージを見に来てくれることになり、バイト先の居酒屋で、サプライズにプロポーズを計画するてっちゃん。
この日はマヤが上機嫌で、初めて律を子供扱いしたり、振る舞いも社会人として申し分ありません。ルカからプロポーズの計画を耳打ちされて、律も取り越し苦労だったかと思うほど、なにもかもが順調に見えました。
マヤは今幸せの絶頂だからか、早川の家に律を立派に育ててくれたお礼を言いにいかなけりゃ……と、はたちの律とお酒を飲みます。母の真っ当な言葉に期待する律の目が。「興味ないの、きみにも」そう言われた律がどれほど傷ついて、なのにそれでも期待せずにいられないことが、明らかすぎるほどです。
でもこの幸せは見せかけなんですよね。
てっちゃんのプロポーズはもちろん中止。せっかく見に来てもらったステージも上の空で全く受けず。
4ヶ月。一人で産む。
文名の決意に対するてっちゃんの決断は⁈
リアルのさじ加減が絶妙すぎて、こんな大変なことになるなんて、スタンプラリーでうちの坊主が〜なんて言ってた二ヶ月前からは想像もつかなかったような、でもあるかもこんなこと……という、展開の上手さにびっくりしました。夕子と別れた時も思ったんですけどね。
ドラマ中だから?来月も掲載あります。嬉しい。
ちなみに小沢先生がドラマレポの中で、律を最初イイコに描きすぎてファンタジーになりすぎた、みたいに書かれてたんですが、確かに!恋愛パートがイマイチ盛り上がらないのはそれなんだよな〜と思いました。上の話のオチは高杉くんを見てリアルにいたよ!と思ったというお話でした(^^)
8月号の感想はこちら