「メロディ」2019年 4月号 感想

ついに4月号! 追いつきました。何ヶ月も読んでいると雑誌に愛着が湧いてきますね。広島では4月から? さらに雑誌の発売日が一日遅くなるらしいんですが、最近はもう読めればいいので、気にせずいきましょう! でも、どーーーーしても発売日に読みたい! というまんがにまた出会いたい気も。
以下ネタバレありの感想です。
[adchord] 「メロディ」2019年4月号
表紙は「八雲立つ灼」。このせいなのか、店頭にはもうちょっとしかメロディなかったです。リバイバル効果があったなら何より。樹先生の画業40周年記念号だからかな?

巻頭は「大奥」。よしなが先生も画業25周年だそうで! 「ウイングス」で読んだ短編がよしなが先生との出会いでしたがもうそんなになるのか〜。次号6月号で特別企画があるそう。『雲田はるこさん、はるな檸檬さんによる2大豪華対談!』と別冊ふろくまんが(内容不明)だそうです。……豪華かな? 清水、成田先生とかと対談なら超豪華!って感じだけど……?
さと姫を囲んで四人で話しているところ、ここがカラー扉にもなっている通りメインでしたね。困難な時代に生まれてついて数奇な運命に翻弄されているように見えても、自分の目で物を見て、自分の頭で考えていれば流されるだけでなく充実した人生を送ることも可能だと。家族の絆にあれほど苦しめられた宮様が言うとほんと重みが違います。
宮様が上様にしきりにあなたがいないと退屈でたまらないと訴えていました。将軍の夫という高い地位を得て、今は猫と遊び囲碁を打つ心身共に平穏な日々。天璋院から世相の動向を教えてもらい、自分という存在の価値を正確に把握出来る宮様ですが、とても愛情深い方なので、あなたがいなくては寂しい、人生がつまらないと……。
自分の居場所というのは常に周囲との関係性の中にあるものなんですねえ。人間関係がいらない人は一人で、特定の誰かが必要な人は、その誰かに付属するもの込みで。自分で選ぶことが出来る・もしくは例え天の配剤でも、満足出来る居場所を持つ人は幸せですね。
上様が倒れるという不穏な終わり方で、続きが超気になるので、次号発売までには既刊を読んでおきたいと思います!
よしなが先生ってほんとに平穏の描き方が上手いですね。

「おしゃピクしませんか?」
早くも二回目にしてピクニックじゃなくなって室内になったんですがこれは。と思ったらベランダだからセーフ?
元ヤンキーで現在は素敵主婦・人気インスタグラマーの華さんのお話。
前回で年齢ばらばらな四人が仲間になったので、それぞれの内面(悩み)が展開される模様。それは期待通りってことでいいんですが……。
華は他人に期待されてそれに応えることが自分の幸福であるという利他的な人物。(絶対インスタグラマーより政治家が天職)それが今回も楽しくおしゃピクを計画する中でちょっとしたことで自信を失ってしまったんですが、仲間に素直にそれを見せて、仲間も素直にそれに答えるという特にひねりはないんですが王道の展開できれいにまとめてくれました。一話完結型で変に捻っても読みにくいだけなので、なかなか楽しくていいです、絵も綺麗だし!
レシピも載っけて料理漫画にしても良かったんじゃないですかね、ページが足りないか……。

「デジタル原始人」
これこそ「花ゆめAi」でやればいいんじゃないの的連載ですが、なんと前から三番目に掲載なので人気あるんですね。デジタルで表紙を描きました! って素晴らしい成果を披露していただいて満足しそうになりましたが、ファン以外にはめちゃくちゃどうでもいい内容ですよね、考えてみれば……。

「八雲立つ灼」
神剣のレプリカがどうやら七地の力で「本物の迦具土」(すみません、かの漢字をどうやって出せばいいのかわからない)になり、闇己がそれを使って「念」を昇華しました。そして昇華した途端、剣はまた元のレプリカに戻るという。
大ちゃん、こみき、そして例の市哉にばっちり見られてしまいました。
「気」を憑依中の闇己は無性の存在となり、晃己の姿でなく十七歳時の闇己の姿になってしまうので、「見える」大ちゃんは大混乱。というか大ちゃんの「見える」設定はこれを読者に説明するためにあったんですね、なるほど。そしてこの体質で苦労してきた大ちゃんを信じて支えてきたのがこみき。可愛い二人。でも「七地先生」がクラスメイトの「晃己君」を「くらき君」呼びなことには突っ込まないの? そこ超気になると思うんだけど……。
もう遅いからと送っていく途中でJC二人の容赦ない追及にあい、霊的なことは七地は頑張ってごまかしたものの、リアルで闇己と同居していることはごまかしきれず、親戚であることを吐かされてます。あの子のお母さんが産後うつでね、期間限定の同居なんで内緒ね、までは良かったんですが、離婚歴があることまで……。「わかった、奥さんの浮気だ、当りでしょ」ってこみきちゃん容赦ない。
一方市哉とサシで話をすることになった闇己、レプリカである「神度剣」を譲り受けることに。どうやら市哉が親戚の管理下から勝手に持ち出してきた物らしく、一度は返して来いというのですが、「横領犯は向こうなんだ」と言われて心が動きました。
布椎家のこと色々知ってるよ、僕は縁者を求めてるんだと言われてとっても気になる様子、相手にまんまと乗せられちゃってますね。市哉も「友達になりたかったからさ」なんて言ってますが、案外それが本心なのかもですね。
そして二人で暮らすに当たっての心構えを確認し合う七地と闇己。
七地に負担をかけることを気にする闇己ですが、七地は仕方ないからではなくむしろ積極的に闇己を受け入れてくれること、一人暮らしは張り合いがないし「それにさびしくてさあ」と本音を確認することが出来て嬉しそうな闇己。二つ目の家庭を崩壊させることなく、大人になるまでの居場所を確保出来てよかった。
闇己はどうしても「夕香は あんたの妹、玖参は あんたの姪」としか思えないと言い切りました。「そんな俺を夕香が受け入れられないのもわかる」と。
そりゃそうですよね、自分の産んだ子が自分の子じゃなくて100%他人の、完成されて干渉出来ない人格を持っているって言われても困惑しかない。一緒に暮らして世話を焼いても永遠に母親になれないとか。
「ずっと綱渡りしている気分だったろう、ごめんな」夕香に対する嘘偽りのない、どうしても変えられない闇己の本心、それを「それはくらき君だって……」と七地は引き取り、誰も悪くない、運命の巡り合わせを肯定します。
理由がどうあれ闇己は再生して生きているのです。七地がそのことを信じ、認め、闇己の存在することを心から喜んでくれる、だからこそ闇己は七地の側だと安心して息がつけるのでしょう。
七話まできて舞台が整った感じです。続きが楽しみ。
「花咲ける青少年」の第1回がLaLa掲載時そっくりそのまま復刻掲載されてました。これを別冊にして……と思いましたが、別冊は別冊で嬉しかったのでまあいいか。

「はらぺこ男子飯」
エプロンをみんなで選ぶの可愛かった。

「花よりも花の如く」
カラー表紙がめちゃくちゃきれい! これは何で描いてるの…? はあ、すっごい。
憲人と葉月がバラ園でデートしてました。憲人は仕事忙しいらしいけど、引きこもりの涼太くんには葉月よりも頻繁に会ってそう。
西門が青森の美容院に就職が決まったことを聞いて、葉月が「おめでとう」と言うものの、憲人は浮かない顔で。例の養子に行くことが決まった時の話を葉月にもしたんですが、まだ引きずってたんだーというのと、その話を聞いて欲しくて葉月をさそったのかな?というのが微妙。トラウマを初めて聞いて欲しい人が将来の伴侶の予定の葉月ってとこはいいと思うんですが、これが憲人の「他人に知られたくないこと」だとしたら、一体葉月にどんな反応を期待してたのかさっぱりわからない。
もしかして西門と直接話して悔いていることを伝える展開がこの先であるのかな? もうアラサーなんだから、いつ死ぬかわかんないんだから話し合ってすっきりすればいいのに……。
フリスビーで遊ぶ二人はいい感じでした。
タイムカプセル編の終わりが見えてきて嬉しい! しかし涼太くんち広くていいお家。

「秘密」
感想を書くためだけに読んでる感じになってきてます。
面倒ごとを何より嫌うお役所で、なぜ「須田光」を里子に出すことにしたんでしょう? 他に優先出来る子どもがたくさんいるだろうになぜ札付きの問題児を選ぶ必要が?しかもなんの情報もなく養親に引き渡すって、トラブルが起きるのは確実だし、そうしたら自分たちの責任が問われるのにありえない。
もう薪さんと青木が結婚して舞ちゃんを育てればなんの問題もなくない? 2068年なんだから、人の脳内の映像を見れるようになっているより、同性婚が日本で認められている方が確率が高そう。認められてなくても愛し合う二人が一緒にいればそれで万事解決…。

「たたかえ! 工作員」
思ったより面白くないというか、ページが少ないから? 何をやってるのかいまいち伝わってこない。「注染」ってのがなんなのか、根本がわからないせいかなあ。

「おうちにかえれば」
終わりじゃなかった。一人暮らしで堅実に生きている女子あるあるだと思って読んでます。

「かげきしょうじょ!」が突然の休載で悲しかったけれど、「大奥」と「八雲」がめちゃくちゃ面白いので今月も満足。「秘密」と「花花」もあるとないとじゃ大違いなので載ってたら大満足。一雑誌で四〜五本面白かったらいいですよね。

樹先生の別冊付録も良かったです! 「マルチェロ物語」好きだった〜! 当時は読んでも全然意味がわからなくて、でも好きだった! 懐かしい。
書き下ろしの裏話まんが? も面白かったです!

6月号の「八雲」はこちら

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