「フラワーズ」2017年5月号感想(とりかえ以外)

[amazonjs asin=”B06XCG8593″ locale=”JP” title=”月刊flowers(フラワーズ) 2017年 05 月号 雑誌”] フラワーズ5月号は「風光る」が連載20周年。沖田さんとセイ。お花は桜。
ふろくにシールカレンダー、カラーページで新撰組関係の史跡紹介。もちろん巻頭カラーと「風光る」尽くしでした。時々さらっと読むくらいなのでなんとも……。
以下ネタバレありの感想です。

フラワーズ2017年5月号

「風光る」
町医者の娘のイマさんがすっごく可愛い…。控えめで気が利いて優しくてお淑やかなんだけど、しっかりしてて。静かだな……って沖田さんが病床で庭を眺めている場面、ほんとその早春の空気が伝わってくるようで、渡辺先生、まんが上手いな……って当たり前のことに感心してしまいました。
イマさんが気になるのでしばらく読みます(^^)

「グレさんぽ」
アクセスバーズというセラピーの話。
効果はともかく気持ち良さそうな感じは伝わってきました。「不思議な体験をする」という来月号への引き……とっても怪しげですww

「ポーの一族・春の夢」
あら、この扉絵、よく見るとかわいい…。
戦争が終結する…どの年代で戦争を体験するかによって感じ方が違ってくるのでしょうが、思春期で感じやすく、また独立前のブランカにとって戦争は永遠に続くように思われたんですね。この喜びようと言ったら、悲しくなるほどです。しかし「明るいブランカってどうよ」っていう君がどうよw アランってば。常にヤキモチ焼いております。
そして再び現れた明るく賑やかなファルカ。子供が好きで扱いも上手で、アランを誘導して自発的に自分と行動を共にさせようとしますが、時空を超えるご意見番・エドガーによって阻まれます。
あんたは自分を慕ってくれる子供が欲しいが、ちゃんと子供の面倒を見られない。たとえアランを欲しがっても、絶対に渡さない!アランはあんたの愛した「ぼうず」の身代わりじゃないーー。
その後もクロエ、シルバー、大老ポーと出てきますが、エドガーにとって大切なのはアランだけ…。エドガーがいかに用心深く、細心の注意を払って子供二人でここまで生き延びて来たか…バラの中で一晩眠るというエドガー、何も知らなくても側にいてくれるアランこそが救いなのです。
そしてついにダンおじさんが亡くなってしまい、謎の男の正体が次回判明する……?

「7SEEDS」
クライマックス突入50ページ!
赤ちゃんが無事産まれてよかったけど、人間関係がほとんどわからないー。

「猫山さん」
DS(男子小学生)になるの巻。感想出るかと思ったら何も出なかったです。

「ふるぎぬや紋様帳」
よく働く猫のお話。会社が倒産しなくて良かった。

「月影ベイベ」最終話
センターカラーは胡弓を弾く円。この最終回は全編円と繭子のラブ・ストーリー。泣けまする……。絵とネームが怖いくらいお互いを引き立てまくっています……。
何年後か明確でない光と蛍子の結婚式。円は独身を貫いたんですね。あ〜美しい最終回だった…!

「ブラ日和」
楽しそうな職場! やはり食べた分は誰でも動いて消費せねばならないのですね。
やさしい彼氏でよかった。

「ふたりぼっち」
今読んで見たら意外に面白かった。お説教がないだけでものすごく読みやすい。キャラクターも猫を含めていい感じ。このままならこのシリーズは読める!

「初恋の世界」
第14話 闇を泳ぐ。
……重!このタイトル、中身読んでから見返すと、めちゃくちゃ重ーい!
二人の子供(男女)と歯科医の夫がいる、自身もお嬢様で、現在は裕福な家庭の専業主婦のよっさん(中松香織)。どうやら夫が家に寄り付かない様子であることが今までも小出しにされてきましたが……想像以上に酷かった。
お見合いで会った31人目が、その場でプロポーズ。「ぜひ結婚していただきたい」と。一生不自由させませんーー幸せにしますとは言われなかった。「夫はそういう意味では正直だし誠実」。
偶然に知った夫のもう一つの顔と……家庭。「しかたないだろう」全く理解出来ない夫の言い訳。
信じて、大切に思い、心を預けて頼り、夫として子供の父親として愛してた。
でも、彼はそうじゃなかった。
離婚も、他に愛人を作って不倫することも、どっちも出来ない。ーー
薫に、誰かに聞いて欲しくて書きかけた手紙を破って泣き崩れる香織。
惨めすぎるから? 言葉にして認めてしまうことが怖いから? 自分でも受け止め切れないことを他人に語ってどうなる?何も悪いことをせずに生きて来たのに……。
薫も小鳥遊に「恋愛が苦手」宣言をしちゃって、それぞれの恋愛模様が気になる!
しかし香織のお家の事情とか、こういうの昔、里中満智子先生の漫画でいっぱい読んだな…。里中先生の漫画だとどこまでも真実の愛を追求しちゃうんだけど、こちらはどうかな…?

「重要参考人探偵」
この事件が解決したら終わり? 違った題材でまた読みたいです。

「エンジェルトランペット」
流し読みになってしまってますが、まりもはかわいい。最強かっこいいです。

次号は「女王の花」(ベツコミ)の和泉かねよし先生が初登場。なんかいきなりシリーズ読み切り?!お久しぶりの秋里和国、マロニエ、7SEEDSはあと二回!
最近全体的に面白いので満足度高いです。

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