まんがの名言・名場面① 「恋愛ーCROWNー」

このブログも7月で2周年を迎えました。ありがとうございます。
記念に掲題の新企画を適当に始めたいと思います。
グッとくる名セリフ(諦めたら試合終了、とかの)を紹介するだけなんですが。
続くかどうかわかりませんが、箸休め程度にのんびりやっていきたいと思います♪(´ε` )

記念すべき(?)第一回目は、高河ゆんの「恋愛ーCROWNー」から。

「俺がもし王子になれるとしたら
それは理真のおかげでしょ。
理真が姫だからだろ」
わたしを姫にしてくれて
どこからでも飛んで来て 守ってくれるの?
そんな人が この世にいるなんて不思議
こんなにわたしの胸をいっぱいにする人がいるなんて

……少女まんがの真髄を見事に言い表してくれてます!

アイドル・藤緒理真に恋をしたエリート高校生・田島久美。スカウトされた彼は芸能界入りを決意するが…!? (秋田書店のコミックスサイトのあらすじから)
理真に一目惚れした久美(ひさよし)がストーカーすれすれのアプローチで理真の心を射止める純愛ストーリーです。2015年に完全版(コミック文庫)が出ていますが、1998年ー2002年の作品です。

俺が王子なのは君が姫だから。

言われてみたい!この「恋愛」というシリーズ、他にも言われてみたい台詞でいっぱいですが、これが最も素晴らしい。
言ってる久美も言われてる理真も、自分が王子/姫だとはみじんも思っておらず、でも相手にはその名に恥じない価値があると。
そんな人が、私が夢見ていた人が、本当に存在しているなんて「不思議」。
この不思議という言葉の響の愛らしさ!
まさにセンス・オブ・ワンダー。
ありふれた平易な言葉だけで、これほど深く美しい文章になるとは。
これこそが高河ゆんさんの天賦の才で、熱狂的なファンがいるのもうなずけます。物語の構成力という点ではもの足りないところがあるのも自明ですが、やっぱり好きな作家さんの一人です。

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