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「Kiss」2015年11月号 感想1 ラブリラン

time 2015/10/03

「Kiss」2015年11月号 感想1  ラブリラン

次回がなんとクライマックスだそうです。1月号で最終回ってこと?!
サヤカの失われた記憶もあと一部分だから、それを思い出して終わり、なのかな?
毎号掲載だったらもっと盛り上がっていただろうに、何か色々もったいない。今回は掲載順もストーリーものの一番最後でした。
以下ネタバレありの感想です。

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「ラブリラン」♯9 Difference in senses of the love

副題、恋愛の感覚・価値の違いってこと?「the」はサヤカと町田くんに特定するために付けられている?過去に二人が上手くいかなかった原因がそれ。今回ついにサヤカがそこまで思い出しました。

前回は鷺沢くんとのキス現場を町田くんに目撃されたところまで。
そのことに対する町田くんの感想は、
「……
へー
念願かなってよかったですね」
いつものポーカーフェイスですが、冒頭の「……」から言って、面白くないといった感情はありそう。
郵便物とりに来ただけなんで続きはご勝手に、でもうちに連れ込むのは勘弁して、とまるで男友達にでも対するかのような淡白なノリですが……。
言い訳したいサヤカですが、キスしたのは事実だし、前回の鷺沢の説明ではそれ以上のこともして、町田くんを裏切ったのも事実……?
鷺沢も噂の「元カレ」が町田くんだと思い至り、ここで会うってことはまだ同棲続行中だった?!と混乱します。
そこで町田くんがこの修羅場をばっさり。
「南さんとはとっくにダメになってるんで」
便宜上一緒にいただけですよ、と。
しかし……一ヶ月前は30歳恋愛経験なし処女で、初めて付き合った相手からも「ダセーし色気ねーし女捨ててっし(中略)怖い女だ」しとまで言われていたサヤカが、この三角関係のど修羅場!生活に変化があるという観点からは、実に充実した一ヶ月×2回。これが本作の最大の魅力ですよねー。
捨て台詞とともに去って行こうとする町田くんを、追いかけるサヤカ。
「なんでわたしたち」
ダメになったの?
今までも散々町田くんの口から、アンタが恋愛中心になり過ぎてうっとおしかった、可愛いけど重すぎたなど言われてますが、気持ちが離れる決定的な「何か」があったのではないかと……サヤカはそう思いたいんですね。まだ町田くんを好きだから。
飛び出して来て、車に轢かれそうになるサヤカを、とっさに抱き寄せて守る町田くん。その衝撃で、ついに決定的なことを思い出しましたーー。
寮を出ることになり、部屋の契約が上手く行かず、サヤカから頼んで始まった同居。
美人の元カノ(小笠原さん)を見ては落ち込み、今は自分が彼女だといっては浮上。
前に褒められた料理また作ろう♪と仕事の方がおろそかになり、公私混同をまずいと思った町田くんが夕飯は外で食べるからといい、それが寂しくてたまらないサヤカと、すれ違い自体は時間を取って話し合えば、時間の経過と共に(サヤカの舞い上がりが)落ち着いて解決しそうなものなんですが……。
結局はサヤカの自信のなさが、根本的な原因なんですね。
会社の外で、小笠原さんと二人で食事をしていた町田くん。会社を出るところから尾行して、外から覗いていたサヤカを見つけ、対峙する二人。
その前に鷺沢から、仕事関係で急で悪いけど会えない?とメールをもらったサヤカが、二人で異性と会うなんて彼氏はいい気しないよね、と悩んでいる描写があり。
仕事の話がメインなんだから、元カノと飲むのもありだろ。という町田くんに、じゃあ昔からずーっと好きだった男に私が会ってもいいってこと?!と詰め寄ると、目をそらして、
「そーだな」と……。(イヤならイヤって言えばいいのに、変なところで公平を求める人だからなー)
この町田くんの態度を余裕と受け取り、自分だけが好きでたまらなくて空回っているんだとサヤカはショックを受けます。
どうせわたし「なんて」沢山いた彼女のひとりでしかないんだよね、と卑屈全開!
あまりの伝わらなさに町田くんももう限界が来たようで。
同居を止めて、「少し距離」を置こう、と……。
思い出した過去の自分は「最悪」。「自分の気持ちばかり優先して」これで上手くいくはずがない。
ケンカから別れ話になった二日後、サヤカは記憶をなくしたんですね。
じゃあ「これで正式に別れ」と背中を向ける町田くんを、今度は呼び止めることが出来ず、やり直したいという気持ちを押し殺すサヤカ。
サヤカの未練を感じ取り、町田くんに当て付けるように、じゃあこれで何の問題もなく付き合えるねと、鷺沢もダメ押し。
振り返りもしない町田くんの、実は複雑な心境を伺わせる、切ない顔。上手いです!
実はあの日、鷺沢から来た二人の間に何かあったと思わせるメールを偶然見られて、それが?決定打になったようなんですが、サヤカがこんなことなら(恋愛関係の色んなこと・主に町田くん)何もないほうがよかった……と辛い気持ちを吐き出していて、本当に全部なかったことに強制リセットしてしまったことまでわかりました。
記憶もあらかた戻ったし、けど前に進むってどうやって?……
初めて恋人同士になった時、一分一秒も離れがたくて、相手も同じ気持ちで。戻ってきた甘い幸福な記憶は、それが失われているという事実で、辛い記憶以上にサヤカの胸を締め付けます。
外回りから戻ったサヤカは、バッグの中に明らかに仕事用でないレターセットを見つけます。わたしこれで町田くんに手紙を……?フラッシュバックする、記憶にない場面。最後の二日間の記憶が欠けてることに、納得したつもりでしたが、不安が煽られます。
そんなところに後輩から、町田くんが来月から大阪支社に転勤になるらしいという噂を告げられるのでした。
そして次回クライマックス!の流れでした。
最初は流行りの高齢処女と年下もの……と思ってましたが、大学時代から一部成長を放棄していたサヤカを甘やかさず、対等に扱い、成長を見ていてくれる。この設定に2歳の年齢差と町田くんのキャラ造形が見事にハマって効果をあげてるんだなーと今更ながら思いました。
最終回は寂しいけど、無駄に引き伸ばさないのは好印象ですね。2ヶ月後が待ち遠しい!

最終回の感想はこちら

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