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「海街diary」感想② フラワーズ2018年4月号

①はこちら
ブログの更新が久しぶり過ぎて書き忘れてましたが、思いっきりネタバレしてますので、最終巻待ちの方はお気を付け下さい!!
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「海街diary」35 夜半の梅

多分数日後、JRでさらに痩せてスマートになった浜田店長が戻って来ました。鎌倉駅の改札の出口で、チカや中学生軍団その他がお出迎え。
空港じゃなくてここで? って感じですが、「笑顔でお出迎えしたチカをみんなの前で人目もはばからず抱きしめる店長の図」が描きたかったのかな? と。一同この再会の抱擁におおーーって素直に感動してて可愛いです。危機を乗り越えた二人はラブラブで、周囲はすっかり祝賀ムードです。

そして山猫亭。マスターと住職が香田家の梅干しで一杯やっているところに浜田さんが来店します。
「奇跡の生還!」
雪崩と悪天候で数名犠牲者が出たそうで……この辺り浜田さん自身がなぜ生き残れたかの解説をするくだりは会話も含めかなり微妙なので割愛します。
とにかく浜田さんは「頼まれてたヒマラヤの岩塩」を届けに来たのでした。
これ使って塩むすび作ると美味いねん、と喜んで受け取るマスター。男のロマンですね。
一杯飲んで行きなよとの誘いを、今夜は香田家でお祝いの会ーー実質僕がお説教される会ーーがありますので……と謝辞する浜田さんに、マスターは例の梅干しを一つ勧めます。昔気質のとても酸っぱい梅干し。
あんたのわがままで、女しかいないあの一家に死ぬほど心配かけたんだから、ここは負けて叱られときーーとそんなメッセージでしょうか。

またまた後日。若人たちは海辺で撮影会。モデルさんはすず。大きな百合の柄が印象的な、身体にフィットしたシンプルなワンピース。寒風の中、青空を背負ったすずはとてもきれいです。カメラマンの直ちゃんの軽快なリードでポーズを変えて行くすず。レフ板を持つお手伝いの風太(という名目で誘ってもらったんでしょうね、きっと。彼氏だから見たい&見せたいでしょーって)と、野次馬参加のマサは呆然。いつものすずと別人だ……「け 化粧しとるからかも」と、同級生の別の顔に動揺しまくりです。
「おおお女ってスゲーー」
いざという時は腹が据わってて、どんな大事件も日常に落とし込んでしまえて。信頼と愛情で男を縛り付けずに待っていてくれて。周りへの気配りと感謝の心を忘れず。そんなおかんみたいな安心感とはまったく別の顔。
薄く化粧をして、大人っぽいきれいな服を着て、しかも裸足。まさに頭の天辺から爪先まで目がそらせないほどどこもかしこも眩しいくらい素敵なのに、さらにそれでリフティング(!)するとか、

やべえ
やっぱ チョーかわいい

と鼻息も荒くなる風太なのでした。
この回、ほんと風太がストレートにすずを好きっていう気持ちが表現されていて、今までこんなにかわいい、好きだ、って風太のひたむきな気持ちが出てることなかったなーって改めて感じて、ほんとに最終回直前だったんだなー…って思いました。大事な部分なんでよかったです。
「女ってすごい」
一巻の時点では、周囲に流されている自分が嫌だという思いを大なり小なりそれぞれに抱えていた四姉妹。彼女たちが自分の生き方を自分で選んで生きていく物語。自分以外の誰かと心を通わせながら……次回、ついに最終回です。

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