「フラワーズ」2015年8月号 感想1 とりかえ・ばや

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表紙は秋里和国先生の新連載。全体的に地味。それでも今回買うのが遅くなったので、最後の一冊でした!
「AWAY」が最終回!とわくわくして読みましたが……全体的に期待ほど面白く感じない、そんな号でした。

以下ネタバレありの感想です。

「とりかえ・ばや」36話

四の姫が表紙です。こうしてみると、やはり女性陣の中では群を抜いて綺麗なんですよね〜!今回は右大臣家との軋轢がメインの回です。色々修羅場でした。

人前で顔を晒して過ごすことに、未だ違和感を拭いきれない睡蓮です。以前に比べ、大人っぽくなり、優美で洗練された……と世間の評判は上々なのですが。
右大臣に追い回されて逃げ回っていますが、生来の内気を変え、正面から問題に立ち向かうことが出来る日は来るんでしょうか?
沙羅は沙羅で、三の姫と仕事上で競い合ったりと、それなりに充実した日々を送っています。しかし睡蓮と比べて、あまりにも艶かしさというか色気が足りない(笑)
先月の三の姫の野望を思い返しては胸を痛めたりしているのですが、自覚がないままなので、せめて主上のお顔を思い浮かべるくらいしてほしかったり……。
仕事中に三の姫が、世間話のように何気なく、右大将と妹の四の姫が仲直りするようだと言ってきて、沙羅は驚いて否定しますが、東宮さまのお耳にも入ってしまいます。
顔色を変え、うつむいたまま、胸元できゅっと拳を握る東宮さまに、沙羅もさすがに心痛を読み取り、自分もその「胸の痛み」を感じたことがあると思うのですが……。
あれほど立派で申し分のない方を一度は婿に迎えたのだから、父は決してあきらめないでしょうと三の姫は淡々と語り、沙羅もその通りだと不安に思いますが、打つ手はなく。
ついに右大臣は親の情を直接訴え、左大臣から睡蓮に口添えしてくれるよう、口説き落とした模様です。
逃げ回っていた睡蓮は、父に今後の道を諭されます。
最初に沙羅が隠し事をしたまま、偽りの夫婦となり、その後四の姫が辛酸を舐めたことに責任を感じる。
一度会うだけ会って、過去の過ちを受け入れられると思えば、夫婦として暮らすのも良い。無理なら離縁すればいい。
沙羅のふりをするのではなく、これからは自分の人生なのだから。
お父様は睡蓮を一人前の男として、判断を委ねてくれました。
もちろん睡蓮は、私の心は東宮さまただお一人のものだと決めているので、離縁一択ではあるのですが、自分の人生を生きるには、避けては通れない局面だと判断したようです。
そ・し・て、今回も出ました!宮中一のお騒がせ男・石蕗が。
具合が悪い〜俺はつらいんだ〜って寝てたんですが、親切なお友達が巷に広がる沙羅と四の姫の噂を教えてくれた途端、馬で飛び出して行っちゃいました。
真実を知っているのは俺だけだ、女同士で復縁などありえないと。
裏口から手引きされて、久しぶりの四の姫とご対面。
自分のために正装して待っていてくれたと勘違いする面の皮の厚い石蕗でさえ、腰が引けるほどの冷ややかさ。そりゃそうです。四の姫にしたら文字通り死ぬほどの目に合わされたのに、今頃のこのこやって来て、その内一緒になるつもりだから、沙羅とよりを戻すのはやめてくれ!と言われた日には……。
これがかつて愛し合い、人生を賭けて二人の子まで成した相手かと絶望的になりますよね。
二度と顔を見せるなと拒絶されて、大変なショックを受け、はらはらと涙が流れるままの石蕗ですが、一度は信じて全てを捨てようとしてくれた相手にそう言わせたのは自分だってことをもっと噛みしめてほしいものです。
でも先月主上も何かいい考えはないかなーって悩んでたから、何か石蕗にも救済があるのかな?
さてそんなど修羅場を演じた石蕗と入れ違いに、睡蓮がやって来ました!
美しく微笑み歓迎する四の姫。子供たちも一緒です。睡蓮も見えない圧力を感じ、早速腰が引けてます 笑
二人きりになった途端、四の姫は手をついて深々と頭を下げて、自身の過ちを泣いて詫びます。
石蕗と別れたことを察し、さすがに同情の念を抱く睡蓮。しかし石蕗が全ての元凶とは言え、沙羅も深く傷つけられたことを思い出します。
睡蓮の出した結論は、自分たちはやはり別れて、姫たちのためにも父親である石蕗と夫婦になった方が良いというものでした。
まあ、他の選択肢はほぼないと言えるので、全く妥当な提案ですよね〜。
ところが四の姫の考えでは、形だけでも二人の姫を「左大臣家の姫」にしたい、それしか幸せになる道はない、と思い詰めていて、睡蓮の提案を受け入れる余地はありません。
今回四の姫がきっぱりと石蕗を拒絶出来たのも、父が勘当をといてくれて、「右大臣家の四の姫」に戻れたからこそ。娘たちにもより強力な後ろ盾が欲しいという気持ちでしょうか?
思いがけない強い拒否反応に困り果て、何とか説得しようとそばに寄りそった睡蓮を、力を込めて四の姫が押し倒します。
あっけにとられる睡蓮に、「本当の夫婦になりたい」と本心を告げ、そのまま四の姫の方から口付けをします。
なんとも美しい、絵になる二人ですが、どうなる睡蓮!!で、つづく。

石蕗に心の底から幻滅しているところに、いかにも清潔で美しく(多分)いい匂いがして、以前と変わらない優しさを示してくれる初恋の相手が現れるなんて。睡蓮の方から近付いてくれた時、打算が吹っ飛ぶほど胸がときめいたのではないでしょうか。
あんなに仲良しだったのに、なぜ今こんな状況になってしまったのかと引きずっていくよりはと、賭けにでた四の姫の気持ちも分かるような気がします。
しかし睡蓮には貞操を守ってもらいたい‼︎頑張れ睡蓮(^○^)

9月号の感想はこちら

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