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「バラ色の聖戦」99話 感想 Kiss 2016年 11月号

time 2016/11/21

「バラ色の聖戦」99話 感想 Kiss 2016年 11月号

ついに99話……寂しい。次回で完結なのが寂しい!
絵も話も普段なら読まないタイプのこの作品を読んで、考えさせられることが色々ありました。とくに紗良のターンだった頃は感想にものすごく気合が入っていたな〜とw でも真琴の行動力に視野が広がるような楽しさもありました。
以下ネタバレありの感想です。

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「バラ色の聖戦」Stage.99 最も美しき薔薇

雑誌の感想を書いていて、改めてサブタイトルの面白さに気付くことが出来ました。コミックスだと読み飛ばしてしまいがちなので。

まさか豪華なクロンヌのファーマントを、赤ちゃんの抱っこひもにアレンジするなんてーー!
紗良のとっさの機転に絶体絶命に追い詰められた真琴。
「VENUS」の三原編集長、紗良さん、してやったりの顔してる。真琴さんはどう出る?と面白がっています。
真琴陣営がハラハラと見守りますが、さすがにもうこの短い時間では何も出来ることがない。このまま負けてしまうのかーーと絶望感でいっぱいの真琴の目に、たった今会場に駆けつけた浅野の姿が!
息を切らしながら、(見てるぞ!)と真琴にアピールする浅野。
(うそ……来てくれた……⁈ 私のところにーー!!)
感動に震え、目に涙を浮かべる真琴ですが、すぐに浅野の応援を力に変え、最後まで全力を尽くそうと頭を切り替えます。
その時新たなアクシデントが。
紗良に抱かれていた赤ちゃんが泣き出してしまったのです。反り返って暴れる赤ちゃんを紗良は穏やかになだめます。
すみませんすみません、と母親がステージに駆け寄って来ます。
何やってんの、あんな小さい子から目を離すなんて、モデルさんに迷惑かけてーーと会場の空気が悪い方向へ変わってきました。
すみません、ちょっとブースの服を見てるスキに……と必死に謝る母親。
あと少しでクロンヌのショーは終了なのに、このまま終わったらお客に悪い印象を残してしまうーーなんとかしないと!
真琴ははおっていた刺繍の美しいストールを、勢いよく脱ぐとそのまま赤ちゃんのお母さんに歩み寄ります。
「衣装を脱いでステージを降りた⁈」
モデルとして仕事を放棄する行為をなぜ?
お母さんも観客もまどか社長もVENUS編集部も、そしてステージ上の紗良までもが驚愕する中で、真琴がとった行動は。
ストールをふわりとお母さんに羽織らせるというものでした。
お母さんの持っていたショルダーバッグを自分の肩に受け取って、真琴はステージへと促します。
「私が舞台に⁈」無理です!慌てふためくお母さんに対して、真琴は笑顔で落ち着いた態度を示します。
大丈夫、赤ちゃんを泣き止ませられるのはあなたしかいないでしょう?
穏やかにささやかれて、お母さんは震える足でステージへ上がり、自分の子を紗良から受け取ります。
赤ちゃんは泣き止んだけど……?と観客が見守る中で、ステージ上の真琴は堂々とした態度でネックレスを外し、ブレスレットとして手首に巻きつけドレスダウンします。ウエストマークのサッシュベルトをぐいっと腰に下げ、「さあ行きましょう」と背中を押して、赤ちゃんを抱いたお母さんとランウェイウォーク。
真琴の笑顔につられて明るい顔になったお母さんと赤ちゃんと並んで歩く様は、
「なんかオシャレなママ友のお買い物みたいー!」
観客が再び沸き立ちます。
あのママさんもストール一枚ですごく垢抜けて見えるし、真琴の着くずしも生地がいいせいで安っぽくならなくて素敵!と会場の空気が一変。
これを見ていたデザイナーの羽鳥も、新しい可能性を示してくれたモデル二人に感動を覚えます。二人ともアクシデントを逆に利用して、客層に合わせてふた通りのカジュアルを表現してくれたーー。
「ありがとうございました!」とお母さんが去り、ステージには真琴と紗良だけ。最後まで優雅にウォーキングを決め、拍手に包まれてショーを終えた二人です。
バックステージでまどか社長の賞賛を受ける真琴に、紗良が声をかけてきます。
「お疲れさま」
あなたもホントしぶといわよねーーそう言って笑いを漏らす紗良。
抱っこひもにアレンジした時「決まった」と思ったのに、またやり返してくるんだもの。
「簡単にはやられて終わらないよ」
そう答える真琴に対して、結果はどうあれ、
「正々堂々と勝負するのは楽しかったわ」
女王の風格でそう言うと、去っていく紗良。
何か雰囲気変わったわね、と不思議がるまどか社長ですが、真琴は以前別の現場で二人で話した時から何かがかわったんだろうと紗良の変化を受け止めるのでした。

モデルたちを集めて労をねぎらった羽鳥は、真琴と紗良、二人ともの機転と表現力を賛美し、百貨店の閉店を待ってスタッフ間で話し合いをし、結果をご連絡しますと告げます。
すべてを出し切った、もう悔いはないーーそう感慨にふける真琴に声をかけたのは浅野でした。
「サイコーだったよ真琴」
もう来ないと思ってた……そう言葉を絞り出す真琴に、浅野は明るく笑いかけます。
「オレが愛してるのは真琴だけだ。なにがあってもかけつけるよ」
臆面もなく言い切りましたよwすごーい。さすが浅野さん!
でも茜子の気持ちは……?と引っかかりを感じる真琴に、浅野は茜子からの伝言を伝えます。
幸せになって。
またライバルになるからよろしく。
駆けつけた浅野の胸でひとしきり泣いた茜子は、吹っ切れたように笑顔を浮かべます。早く真琴のところに行って、と。
お母さんの日記を見つけたの。病気の初期の頃の。お母さんーー浅野くんと別れたことも、仕事や付き合いをセーブしてることも、みんな気付いてた。それで自分を責めてたの。知らなかった。病気になったのはお母さんのせいじゃないのに……。
茜子に幸せになってほしい。
つねに明るい世界で光り輝いていてほしい。
私の自慢の娘ーー。
日記に目を走らせながら、涙を浮かべる浅野。ほんとにいい人だ……。
私がお母さんの誇りだった。だからもう一度ステージに戻ろうと思う。お母さんのためにも、自分のためにも。
「王者茜子の復活だ」
心から喜んで笑顔になる浅野を、その懐の深さ、明るい優しさを茜子は本当に愛していたんですね。でも握手して笑顔で別れます、今度こそ本当に。
「お互い幸せになろうね!」と……。
茜子と、そして浅野と、また一緒に歩けるーーと感激する真琴を、
「幸せになろう」と抱きしめる浅野。
劇的な場面に遭遇したスタッフたちが色めき立つ場に、真琴の実家の家族が。
きちんと挨拶して結婚の意思を告げる浅野に身内はパニック。幸せな騒動に笑い合う真琴たちなのでした。
いやー浅野さんが真琴を選んでくれてスッキリ!優柔不断の優しすぎる口先男じゃなくてほんと良かった。茜子も寂しさに引きずられずキッパリしてくれてこちらもカッコ良かったです!今度は茜子の気持ちを先回りして考えてくれる男じゃなくて、茜子の方から素をさらけ出せる男性と巡り会い、いい恋愛をしてほしいものです。
一方まだ営業中のクロンヌのブースにはショーを見たお客が流れて来ています。ショーの前と違い、積極的に手に取って見てくれています。
百貨店の閉店の9時をウェイブで待つ真琴たち。
まどか社長の電話が鳴ります。
勝ったのはーー真琴でした。
「紗良さんの機転も素晴らしかったけど、真琴さんはお母さんに着せることで、普通の人でもクロンヌを着れば素敵になれるということを証明してくれた」
真琴さんの衣装だったストールとオールインワン、おかげさまで完売です。
羽鳥の言葉に嬉しさを噛みしめる真琴。
少しでも自分に手をかけ続ければ、キレイをあきらめなければ、女性はいつだってもっと輝けるーーこの信念のためにどんなに苦しくてもモデルを続けてきた真琴の努力が報われた瞬間です。人生の最高の瞬間。
あのショーのラスト、お客様の目は真琴さんの背中にだけ向いていたーー。
既存の世界観をひっくり返してくれる、新鮮な驚きと憧れの対象として。
「我々と一緒にぜひパリコレを盛り上げましょう」

おおーっ。きれいに、めっちゃきれいに盛り上がって着地しましたね。面白かったー!!
全て丸く王道で収めるには見せ方で工夫しないと読者は既視感があって陳腐だと感じますから、とても難しいと思うんですが、真琴がモデルを始めた初心に戻って、しかも最後までライバルにハラハラさせられてと、すごくいいまとめ方で感動!
結果として仕事も愛も真琴が総取りしましたが、最後まで真琴に反感を持たずに、爽快感があるまま終わりました。良かった。作品の芯がしっかりしてて、ありそうで絶対ない物語を上手く見せてくれました。
本作は7年以上も連載していたということです。こやま先生お疲れさまです……後1回あるけどw
そこで全てがひっくり返るオチがあったら笑うけど、それはもうないでしょう!

次回100回は最終回。表紙&巻頭カラーは破格の待遇ですね。「東京アリス」の時は「志のぶ」が表紙でしたから。「こやま先生のインタビュー付き。連載を振り返るだけでなく、次回作の構想も……?ということなので嬉しいですね♪
1月号は人気連載も軒並み登場なのでお買い逃しなく!

100話はこちら

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