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「きのう何食べた?」94話 感想 モーニング30号

time 2016/06/27

「きのう何食べた?」94話  感想 モーニング30号

今週の「何食べ」はいつもと違い、ちょっとした問題作でした!シロさんと小日向さんが……。
あ、今気が付きましたが、(元からこういう構想だったとは思うんですが)最近のゲスな時事問題に合わせてこのタイミングでこのお話なのかな?
以下ネタバレありの感想です。

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「きのう何食べた?」94話

慌てた様子の小日向さんからの電話で、ランチをとりながら相談を受けることになったシロさん。平日の昼下がり。なんということもない幕開けですが……。
スーツ姿の小日向さん、事務所のタレントさんに関する相談?と思いきや、やっぱりワタル君(ジルベール)絡みでした。なんでもワタル君が失踪中なので捜索願を出したいと。
原因は言うまでもなくくだらないこと。
ワタルの好物・回鍋肉を作ろうとした時、テンメンジャンを切らしていた。それだけ。
テンメンジャンなかったらただのキャベツと豚肉のみそ炒めじゃない!と、いつものように泣くは喚くは、要は俺への愛が最近雑になってるよ⁈と言いたいわけで。
すぐにスーパーに走った小日向さんが家に戻った時にはもういなくなってた……と、それが一カ月前のこと。
ところで捜索願というのは「(法的な)配偶者・親族・大家などの保護者」しか出せないんだそうです。シロさんがそこを指摘すると、手回しよく小日向さんはワタルの両親に連絡を取ってました。
え⁈連絡取れんの⁈ってシロさんはびっくりしてますが、ワタルも時をかける妖精でも永遠の少年でも何でもなくただの成人男性ですからそりゃ取れるでしょう。しかし常識的なシロさんにしたらそりゃまあびっくりですよね。
元家庭教師だった小日向さん、ワタルの両親は息子がゲイだってことも、2人が恋人同士だということも知っているそうです。
そしてなんとワタルの父は「一代で外食チェーンを築きあげた実業家」なんですと!
そして不出来な息子を毛虫のように嫌っている……。
あんな根性の曲がった甘ったれのことなんか、私も妻も次男も知ったこっちゃない!と言われたと聞いて、あーその意見に賛成です、とうんうん頷いちゃうシロさん。
でもお母さんに掛け合えば、さすがに捜索願を出してもらえますよね?と嘆く小日向さんですが、シロさんはそれをばっさり。どっちにしろ事件性が無ければ警察は動きませんよと。
ふーっと長いため息を吐き出す小日向さん、一ヶ月もの長期に渡る家出は初めてで、相当動揺し、同時に消耗している様子です。
ここはもう私立探偵に頼んだ方が、と冷静に話を進めるシロさんですが、小日向さんは拒否。知りたくないこと(浮気とか!)まで明らかになるのが嫌だそうです。
匙を投げつつあるシロさん、いつもの愛のお試し行動でしょ、あなたに探してほしいだけですよ。それはもちろん小日向さんもわかっているのですが、
「でもワタル君、そうやって当てつけに他の男と寝たりするから!」
なんとー!!別に全然知りたくなかったけど、そもそも付き合うきっかけが!!

四コマ使った回想シーン、なぜか土砂降りの横殴りの雨の中、新宿二丁目のバー「chocolate banana」の前で(多分)逃げようとしたワタルを捕まえた小日向さん。
なんて馬鹿なことを!二丁目でゆきずりの男に……っ⁉︎
だって大ちゃんが僕の気持ちにこたえてくれないから……っ!

みたいな。
「……」
シロさんも無言で半笑い。
だから今回も当てつけに何をするか心配で心配で!と小日向さんはいいますが、大丈夫ですよ、高校生ならともかくもうアラフォーのおっさんですからと、シロさんあくまで半笑い。
だけど気持ちは分かります、いつも惚れてる方が負けなんですよね。そう穏やかに微笑んだシロさんに、心が弱っている小日向さんは大感激。
こんな情けない僕を責めないでくれてありがとう……!
そう言ってシロさんの右手を両手でがっしりつかみます。
俺も以前は振り回される側だったから本当によく分かるのよ、この話のためにインド料理店の個室か……絶妙なチョイス、なんてのんきに考えていたシロさん、ふと気付くと、右手はいまだ小日向さんの手の中。
正直少し疲れました。
(えっ?)
僕は本当はそんなに一途な人間でもないんです……
(えっ?)
手を取られたまま意味深な言葉とともに見つめられて、シロさん、内心焦りまくりです。
そしていいところ(?)で場面転換!
いつものご飯作りです。
・サバの塩焼き
・かぼちゃと鶏肉の煮物
・コールスロー(作り置き)
・オクラとみょうがのみそ汁
いつもより簡単メニューなのはもちろん!昼間の動揺が残っていて頭が働かないから……ではないでしょうか?ちゃーんと普通にケンジと接してますけどね。
さて例の件の結末はというと!
スイマセン、変な事言いました。と手を離した小日向さんに謝られて、俺の勘違いじゃないってこと⁉︎今俺誘われたよね?と、何年ぶりかの艶っぽい話に内心動揺しまくっているシロさん。
だって小日向さんってシロさんの好みどストライクなのです!
だってこんな(ゲイ)モテ男に一回くらい口説かれてみたかったんです!(モテないから)
1ページ丸々どうしよ〜!って悩んだシロさん、冗談に紛らわしてお断りする時泣いてます。
バレたらジルベールに刺されますよ、ハハハハハ。
ほんとスイマセン、忘れてください、ハハハハハ。
これが10年前だったらなあ……と甘美なひと時の想い出に浸るシロさん、鼻の下が伸びきってます。
本当にやんなくてよかったなぁ、でもあの瞬間はときめいたな!と今回の事件はシロさんの心にケンジにはナイショの潤いをもたらしてくれたようです。ヨカッタね。
ちゃんとジルベールも見つかって大団円でした。

このときめきわかる〜!!絶対安全なところで、好みどストライクの相手から求愛され、それを自分がお断りするんですよ!最後のところまでセットでなんと甘美なスリルなんでしょう。素敵……。しかし好意ってやっぱり伝わるんですね。まあ丸く収まってよかった。面白かった(#^.^#)

今回ワタル君のために、初めて村上春樹を読んでみました。「ノルウェイの森」。そしたら自分でもびっくりするくらい面白かったです。まだ一部しか読んでないんですが。7巻でワタル君が言っていた「苺のショートケーキを窓から放り投げる」話がもっとよく理解出来るかなって。
「それで私こう思ったの。私のことを年中百パーセント愛してくれる人を自分でみつけて手に入れてやるって。小学校五年か六年のときにそう決心したの」
おお!ワタル君が言っても違和感ないセリフが。
「たぶんあまりに長く待ちすぎたせいね、私すごく完璧なものを求めてるの。だからむずかしいのよ」
「完璧な愛を?」
「違うわよ。いくら私でもそこまでは求めてないわよ。私が求めているのは単なるわがままなの。完璧なわがまま。……」
これが例の逸話につながっていくわけなんですが、いくらでも引用したくなってしまう春樹マジック!平易な言葉しか使ってないのに、なんか深いこと言ってます。
「私、そうしてもらったぶんきちんと相手を愛するの」
多分、この彼女は求めるものを手に入れてないんだと思われますが、代わりにワタル君が手に入れているとしたら、それはそれで素敵なことです。ジルベールは彼なりに「きちんと」小日向さんを愛しているのでしょう。

次回は34号(7月21日発売)です。

95話の感想はこちら

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